こんなときだから、公!私!動!で頼りになった「Let'snote B10」いやはや、本当にありがとう(1/3 ページ)

» 2011年04月06日 17時21分 公開
[長浜和也,ITmedia]

“B10”の価値は「屋外でも携帯できること」にあり

 発表にあわせて掲載したレビューで、「モバイルノートPCとしてはありえない大画面」と紹介した「Let'snote B10」だが、その一方で、パナソニックが「屋内携帯利用はありえるが、屋外携帯は想定していない」と語っていた携帯性能については、大きなボディを収納できるカバンを選ぶものの(特に370.8ミリの幅に対応できるカバンが少ない)、重さは約1.88キロと軽く、Let'snote B10を1日持ち歩いても、通常使っているノートPC(ThinkPad X200)と、疲れはそれほど変わらない。これは、屋外携帯利用も十分いけるのではないだろうか、というのが、そのときの検証作業で得た評価だった。

PC USERでは繰り返しの登場となったLet'snote B10は、正統な“レッツラー”には“異端”かもしれないが、実用に耐えうる新しい世界を開拓したいう点で意義あるモデルだ(写真=左)。Let'snote B10の屋外携帯で1つ困るのが、370.8ミリの幅を収容できる“携帯に便利な小ぶりの”カバンがなかなかないことだ。幸い、取材用に使っている2ウェイカバンに収容できた(写真=右)

 現在使っているオフィスのディスプレイのサイズは、22型ワイドで解像度を1680×1050ドットに設定して利用している。自宅で使うディスプレイも24型ワイドで、こちらは1920×1200ドットの設定だ。この環境に慣れてしまうと、普段取材で使っているThinkPad X200の1280×800ドットは、やはり狭く感じてしまう。パナソニックの言葉ではないが、解像度が低いと作業効率への影響は少なくない。

 Let'snote B10の解像度はデスクトップPCで利用している作業環境を屋外に持ち出してどこでも利用できることが可能になる。となると、取材で使ってみたい。どうせ使うなら、過酷極まりない海外取材で作業効率を検証してみたい。というわけで、3月にドイツで行われたCeBIT 2011の取材でLet'snote B10の(ある意味、使う人間も含めた)“拷問”テストを行ってみた。

復習の意味で、本体に搭載されたインタフェースをもう一度確認する。正面には電源ボタンとSDメモリーカードスロット、そして、内蔵ドライブ。今回は、マイレッツ倶楽部モデルプレミアムエディションということでBlu-ray Discドライブを内蔵する(写真=左)。背面はバッテリーが占め、インタフェースを備えない(写真=右)

左側面は有線LAN、HDMI出力、2基のUSB 2.0を備え(写真=左)、右側面にはUSB 2.0とアナログRGB出力を搭載する(写真=右)。このほか、今回利用した機材では、無線接続としてIEEE 802.11 a/b/g/nの無線LANとマイレッツ倶楽部プレミアムエディション限定のBluetooth 2.1+EDRが利用できる

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