高価なパーツやレアものが売れるという大型連休の傾向を示す典型例は、パイオニアのBDXL-Rドライブ「BDR-206M」と、Wand Companyの汎用リモコン「KYMERA」だ。価格は順に2万8000円前後と7000円前後。
BDR-206Mについて、ツートップ秋葉原本店は「BDXLはメディアが高価でソフトも少ないので、普段は対応ドライブもほとんど動いていませんでした。それが連休中に複数台売れて驚きましたね。普通のBD-Rドライブは1万円以下で買えるので、普段はそちらが主流です。休み明けは元通りになると思います」と話していた。
KYMERAは先週紹介した、重力変化によって入力する奇抜な汎用リモコンだ。テクノハウス東映は「いわゆるキワモノの部類に入るので、注目されてもそこまで売れないのがいつもの流れですが、今回は瞬く間に売り切れました。本当に時期がよかったと思います」とうれしそうだった。
連休中にヒットしたモデルの締めはPCケースだ。TSUKUMO eX.では、以前から定番となっているクーラーマスターのATXケース「CM690 II PLUS」と、煙突型の空調を採用したシルバーストーンのMicro-ATXケース「SST-FT03」が目立って売れていたとのこと。価格は順に1万2000円前後と1万9000円前後となる。
同店は「CM690 II PLUSは『これを買っておけば大丈夫』という安心枠ですね。CM690のころから評判のいいモデルで、空調性からメンテナンス性、拡張性のどれをとってもハイレベルです。意外だったのはSST-FT03の人気です。Micro ATXサイズながら、上部に背面端子がくる90度回転タイプの変わり種ケースですが、奥行きが約30センチと短いこともあって、省スペース性やデザイン性にこだわる人に好まれたのかなと思います」と振り返る。
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