富士通は5月19日、セパレート型スリムデスクトップPC「FMV ESPRIMO DH」の2011年夏モデルを発売する。店頭モデルの新機種は22型ワイド液晶(1680×1050ドット)を付属する「DH54/D」のみで、実売価格は13万円強の見込みだ。
見どころはSandy Bridge(開発コード名)こと第2世代Core iシリーズのCPUを採用し、ボディデザインも変更したこと。CPUはCore i3-2100(3.1GHz)、チップセットはIntel H67 Expressを搭載し、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 2000を利用する。
メモリは4スロットに倍増し、容量を最大16Gバイトまで増やせるようになった(標準は2Gバイト×1/PC3-10600)。HDD容量は従来の500Gバイトから1Tバイトに増量、背面に2基のUSB 3.0ポートを新設するなど、性能面で大幅な向上が見られる。
プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはWord、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNoteが含まれたOffice Home and Business 2010を採用する。
一方、24型ワイド液晶(1920×1200ドット)を付属する2011年春モデルの「DH77/C」は継続販売されるため、FMV ESPRIMO DHシリーズとしては上位機DH77/Cと下位機DH54/Dの2モデル構成となる。下位機のフルモデルチェンジにより、シリーズを通じてSugar Bay(開発コード名)プラットフォームに完全移行し、共通のボディデザインになったのもポイントだ。
なお、富士通直販サイト「WEB MART」のカスタムメイドモデルでは、第2世代のCore iシリーズや最大16Gバイトのメモリ、最大2TバイトのHDDといった本体の仕様を選択できるほか、付属の液晶ディスプレイもノングレアの24型ワイドモデルや、ディスプレイなしの構成を選べる。特にCPUはCore i3もSandy Bridge世代となり、Core i3-2100(3.1GHz)、Core i5-2300(2.8GHz/最大3.1GHz)、Core i7-2600(3.4GHz/最大3.8GHz)を搭載可能だ。
FMV ESPRIMO DH店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
ESPRIMO DH | DH54/D | セパレート型 | デザインを上位機と統一、新アーキテクチャ | Core i3-2100 (3.1GHz) | 2GB (DDR3) | 1TB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 13万円強 |
FMV ESPRIMO DH店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
ESPRIMO DH | DH54/D | 22型ワイド | 1680×1050 | Intel H67 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | −/Office Home and Business 2010 | 約7.5キロ (本体) |
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