下位機も“Sandy Bridge”世代となったスリムデスクトップ――「FMV ESPRIMO DH」2011年PC夏モデル

» 2011年05月13日 11時00分 公開
[ITmedia]

下位機の強化でシリーズ全体のプラットフォームとボディデザインを統一

性能が向上した「FMV ESPRIMO DH54/D」

 富士通は5月19日、セパレート型スリムデスクトップPC「FMV ESPRIMO DH」の2011年夏モデルを発売する。店頭モデルの新機種は22型ワイド液晶(1680×1050ドット)を付属する「DH54/D」のみで、実売価格は13万円強の見込みだ。

 見どころはSandy Bridge(開発コード名)こと第2世代Core iシリーズのCPUを採用し、ボディデザインも変更したこと。CPUはCore i3-2100(3.1GHz)、チップセットはIntel H67 Expressを搭載し、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 2000を利用する。

 メモリは4スロットに倍増し、容量を最大16Gバイトまで増やせるようになった(標準は2Gバイト×1/PC3-10600)。HDD容量は従来の500Gバイトから1Tバイトに増量、背面に2基のUSB 3.0ポートを新設するなど、性能面で大幅な向上が見られる。

 プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはWord、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNoteが含まれたOffice Home and Business 2010を採用する。

継続販売となった「FMV ESPRIMO DH77/C」

 一方、24型ワイド液晶(1920×1200ドット)を付属する2011年春モデルの「DH77/C」は継続販売されるため、FMV ESPRIMO DHシリーズとしては上位機DH77/Cと下位機DH54/Dの2モデル構成となる。下位機のフルモデルチェンジにより、シリーズを通じてSugar Bay(開発コード名)プラットフォームに完全移行し、共通のボディデザインになったのもポイントだ。

 なお、富士通直販サイト「WEB MART」のカスタムメイドモデルでは、第2世代のCore iシリーズや最大16Gバイトのメモリ、最大2TバイトのHDDといった本体の仕様を選択できるほか、付属の液晶ディスプレイもノングレアの24型ワイドモデルや、ディスプレイなしの構成を選べる。特にCPUはCore i3もSandy Bridge世代となり、Core i3-2100(3.1GHz)、Core i5-2300(2.8GHz/最大3.1GHz)、Core i7-2600(3.4GHz/最大3.8GHz)を搭載可能だ。

FMV ESPRIMO DH店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
ESPRIMO DH DH54/D セパレート型 デザインを上位機と統一、新アーキテクチャ Core i3-2100 (3.1GHz) 2GB (DDR3) 1TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 13万円強
FMV ESPRIMO DH店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
ESPRIMO DH DH54/D 22型ワイド 1680×1050 Intel H67 DVDスーパーマルチ CPU統合 −/Office Home and Business 2010 約7.5キロ (本体)

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