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» 2011年05月16日 19時09分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「Sandy Bridgeの“出し惜しみ”が全部出た」――Z68マザー&Core i7-2600Sが登場! (1/4)

満を持してP67とH67の特徴を併せ持つZ68マザーがデビューしたほか、国内流通はないとされてきた省電力タイプのCore i7-2600SやCore i5-2500Tも買える状況になっている。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「P67マザーと替える人が多いですよ」――上々の注目を集めるZ68マザー

og_akiba_001.jpg Z68マザー発売を知らせるソフマップ秋葉原本館のポスター

 先週、Sandy Bridge用の上位チップセット「Intel Z68 Express」を搭載するマザーボードが複数のメーカーから発売された。価格は1万4000円前後から3万4000円前後で、Z68マザー全体の在庫は潤沢だ。

 Z68は、Sandy Bridgeのオーバークロック機能と内蔵GPUに対応する、いわばP67とH67の特徴を併せ持ったチップセットだ。さらに、SSDをHDDのキャッシュとして利用できる「Intel Smart Response Technology」をサポートするといった独自の特徴も備える。なお、ギガバイトの上位マザー「GA-Z68X-UD7-B3」(3万4000円前後)や「GA-Z68X-UD5-B3」(2万6000円前後)、「GA-Z68X-UD4-B3」(2万1000円前後)のように、オンボード映像出力を備えていないモデルも存在する。

 多くのショップが週末にかけて好調な出足を記録しており、ソフマップ秋葉原本館は「CPUの売れ行きにそれほど変化はないので、マザーを乗り換える人が多いんじゃないかと思います。特に対象になるのはP67系でしょうね。P67の機能に加えて、H67で使える内蔵GPUによる動画トランスコードを使いたいという人が多そうです。SSDのキャッシュ化に関しては、まだ様子見中という人も少なくないですね」と話していた。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg パソコンショップ・アークに並ぶZ68マザー(写真=左)。各ショップで特に人気の高かったASRocK「X68 Extreme 4」。価格は2万1000円前後で、在庫は少数だ(写真=中央)。ASUSTeK製マザーは「P8Z68-V PRO」のみ入荷を確認。価格は2万4000円弱だ(写真=右)

 Intel Smart Response Technologyに関しては、複数のショップが「BIOSのアップデートが必要」と話しており、検証を急いでいる様子だった。その中で、ドスパラ パーツ館は「この機能はBIOSのバージョンと専用ドライバのバージョンがそろっていないとうまく動作しないようです。つまり、旧BIOSなら古いドライバ、新BIOSなら新しいドライバという組み合わせですね。ASRock製品はその組み合わせで動作しましたが、ほかのメーカーも似たような感じだと思います」と語る。

 ASRockの「X68 Extreme 4」とCore i7-2600KでIntel Smart Response Technologyのデモを行っているPC DIY SHOP FreeTは「ウチはBIOSアップデート済みでZ68マザーを並べていますが、デモを組んだ際の最新ドライバ『10.5.0.1026』で動作しました。SSDキャッシュを通常モードにすると、Cドライブのリード速度が向上し、高速モードにするとライト速度も高くなりましたね。体感で段違いの速さが体感できるのでオススメですよ」とプッシュしていた。

 また、別の方向から新チップセットの魅力を伝えるショップもあった。ツートップ秋葉原本店は、ギガバイトの「GA-Z68MX-UD2H-B3」(1万6000円弱)にグラフィックスカードを挿して、5画面出力デモを実施している。「最近のグラフィックスカードはDisplayPortをあわせて、1枚で3画面出力が可能なモデルがミドルクラスから選べます。加えて、映像出力付きのZ68マザーならオンボードで2系統。合計5系統出力が可能なんですよ。まあ、H67マザーでも可能なんですけど、Z68マザーのほうが構成の選択肢が広いですし、より多くの人が満足できるマシンが構築できると思います」と話していた。

og_akiba_005.jpgog_akiba_006.jpgog_akiba_007.jpg PC DIY SHOP FreeTのIntel Smart Response Technologyデモ。HDDにウェスタンデジタルのCavierGreen 2Tバイト、SSDにインテル510 120Gバイトを使って、パフォーマンスアップの度合いを検証している(写真=左)。ツートップ秋葉原本店の5画面出力デモ(写真=右)

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