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» 2011年05月27日 16時15分 UPDATE

オフィス機器購入ガイド:ビジネスプリンタの選び方――“意外にお手ごろ”なカラープリンタ編 (1/3)

前回は主にSOHOや小・中規模事業者にマッチしたモノクロプリンタをピックアップした。今回はカラーレーザー/LEDプリンタの注目機種をチェックしていこう。

[小川夏樹,ITmedia]

←・ビジネスプリンタの選び方――“高速”で“安価”なモノクロプリンタ編

カラーページプリンタの注目機種を見比べる

 前回はレーザー/LED方式のページプリンタから、モノクロ単機能モデルの注目機種14製品を紹介したが、今回はカラー単機能モデルを見ていこう。前回と同様、機種選出のための条件は、以下の3つだ。

1. SOHO/SMB向けの製品であること

2. 実売価格が10万円を切ること

3. 2010年以降に発表されていること



 今回ピックアップしたのはA4/A3対応モデルを含めて全14機種だ。インクジェットプリンタを含めずにこの数となる。これは前回のモノクロモデルと同じ数で、10万円程度の予算で最新カラーレーザー/LEDプリンタの注目機種の選択肢がここまで多いことに改めて驚いた。なお、ここでの実売価格とは、オンラインショップや大手量販店など複数店舗での販売価格となる。

 カラーページプリンタの低価格化は進んでおり、これほどのラインアップの充実ぶりは、4〜5年前には考えられなかったほどだ。数年前に予算の都合から、カラーモデルの導入を見送ってきたオフィスでも、買い替えのタイミングでは十分購入候補に入ってくると思われる。

・低価格カラー市場を狙うインクジェットの雄――エプソン「Offirio LP-S510」

 エプソンといえば、インクジェットプリンタを思い浮かべる人が多いだろうが、10年ほど前まで同社のレーザープリンタは、ビジネス向けの有力な選択候補となるほどの高い実力を備えていた。しかし、ここ数年の「Offirio(オフィリオ)」シリーズは、低価格路線にあまり積極的でなかったためか、普及価格帯のカラーレーザープリンタではその実力が十分に発揮されていなかったように思える。

 そこで、方向性を変えて積極的に低価格市場に打って出るモデルとして投入したのが、「LP-S510」だ。実売価格も3万円台前半からと購入しやすく、ビジネスパーソンが袖机に置いて利用できるよう、非常にコンパクトなデザインになっているのがポイントだ。自動両面印刷機能やネットワーク機能を搭載しなかったり(USB接続のみ)、カラー印刷の速度が5枚/分と少し物足りなさを感じる部分もあるが、モノクロ印刷の速度は19枚/分を確保する。

 安価なレーザープリンタを探していて、普段はモノクロ印刷がメインで、カラー印刷はときどき必要というニーズに合うだろう。

tm_1103_office3_01.jpg 「Offirio LP-S510」

・低価格帯で豊富なラインアップを用意――OKIデータ「COREFIDO C310dn/C510dn/C530dn/C610dn/C711dn」

 ここ数年、ビジネス向けページプリンタの市場で非常に勢いがあるのが、OKIデータのLEDプリンタ「COREFIDO」シリーズだ。5年間無償保証と高耐久をウリとする同シリーズには、カラーモデルのラインアップがモノクロモデルに負けないほど豊富に用意され、実売価格も3万円台から10万円程度まで5モデルも提供されている。

 特に下位から3モデル「COREFIDO C310dn」「COREFIDO C510dn」「COREFIDO C530dn」は、高さ約240ミリのスリムボディを採用し、SOHO/SMBのオフィス環境に違和感なくフィットする。価格とスペックが異なり、最下位のC310dnでもカラー印刷が22枚/分、モノクロ印刷が24枚/分で、自動両面印刷と有線LANも標準搭載しており、十分な実力を持つ。C510dnとC530dnはカラー印刷を26枚/分、モノクロ印刷を30枚/分に高速化している。C530dnはスリープモード時の消費電力を約0.9ワットに抑えたほか、セキュリティ機能の充実ぶりも目立つ。

 「COREFIDO C610dn」と「COREFIDO C711dn」は下位3モデルとはデザインが異なり、カラー印刷が34枚/分、モノクロ印刷が36枚/分と、この価格帯では非常に高速だ。いずれも給紙枚数は標準で500枚を切るが、最大580枚もの給紙が行えるセカンド/サードトレイを増設でき、C610dnは最大1600枚、C711dnは最大1850枚もの大容量給紙に対応する。価格とスペックのバランスが取れたラインアップなので、選択で悩むことは少ないだろう。

tm_1103_office3_02.jpgtm_1103_office3_03.jpgtm_1103_office3_04.jpg 「COREFIDO C310dn」(写真=左)、「COREFIDO C510dn」(写真=中央)、「COREFIDO C530dn」(写真=右)

tm_1103_office3_05.jpgtm_1103_office3_06.jpg 「COREFIDO C610dn」(写真=左)、「COREFIDO C711dn」(写真=右)

・低予算でも検討したいA4カラーレーザー機――キヤノン「Satera LBP5050/LBP5050N」

 キヤノンの「Satera LBP5050」は、A4カレーレーザーのエントリーモデルに該当する製品。ショップによっては実売価格で3万円を切っており、カラーレーザーを導入したいユーザーのハードルを一気に低くしてくれる1台だ。A4カラーレーザーでこの価格はかなりのインパクトがある。印刷速度はカラーが8枚/分、モノクロが12枚/分と控えめだが、この低価格を考えれば妥当なところだ。

 また有線LANが必要であれば、1万円程度高くなるが、有線LAN対応の「Satera LBP5050N」が用意されている。Sateraシリーズはモノクロ機も含めて、印刷が必要なときに瞬時に定着器の温度を高めるオンデマンド定着方式の採用で、ウォームアップが非常に高速なのが自慢だ。通常時の待機電力が低いのもうれしい。ただし、給紙枚数が151枚で増設できない点はエントリークラスとして覚えておく必要がある。

 カラーのSateraシリーズには、2010年より前の発表となるモデルでも、速度や給紙枚数の多い現役モデルがあるので、併せて検討するのもいいだろう。

tm_1103_office3_07.jpg 「Satera LBP5050/LBP5050N」

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