今週ラストは、マシンの機能や構成を拡張できるワンポイントアイテムの新製品を紹介したい。まずは、LIAN-LIのUSB 3.0対応アダプタ「USB 3.0 CONVERTER」。マザーボードにあるUSB 3.0用のヘッダピンを一般的な外部ポートに変換するアイテムだ。価格は1000円弱。TSUKUMO eX.は「背面端子から回さずにフロントにUSB 3.0ポートが持ってこれるので、あると便利です」とアピール。
ファーレからは、マザーボードのATX電源コネクタと接続できるACアダプタキットが登場している。定格192ワットのACアダプタを採用した「PICO-PSU160XT-KIT」が1万8000円弱、定格80ワットの「PICO-PSU90-KIT」が1万2000円弱。また、DC基板をセットにした80ワットACアダプタ付属モデルは、コネクタ構成によって「SRD2D080V21-KIT」と「SRD2D080V82-KIT」があり、価格は順に8000円前後と7000円前後だ。
パソコンショップ・アークは「mini-ITXマザーをACアダプタで稼働させるためのキットですね。最近の小型マザーはACアダプタ標準対応のタイプがそれほど多くないので、こうしたキットを求める人はニッチですが確実にいます。オリジナルのケースに組み込んだり、完全に無音化するために利用する人がいると思います」と話していた。
アイネックスの5インチベイユニット「HDD-SEL5A」も、一部で注目されていた。2系統最大4台のHDD/SSDの電源を切り替えられるアイテムで、価格は4000円弱。ツートップ秋葉原本店は「RAIO 0/1を構成しているブートドライブを切り替えて起動できるのが特徴です。ブートとボリュームをセットで1系統につないでおけば、まったく別のマシンを切り替えて使うこともできます。1台のマシンでプライベート用と仕事用に使うといったことも可能ですね」とプッシュする。
同社からは、ストレージ関連でHDD用の冷却パーツ「HDS-05」も出回っている。3.5インチHDDの底部に装着するヒートシンクで、HDDとあわせて3.5インチベイ2段ぶんのスペースで利用できる。メインのHDDに加えて、2.5インチドライブも装着できるほか、フロントや底部に汎用ファンを固定するスタイルにも対応する。ドスパラ パーツ館は「これから暑くなりますし、HDDがクラッシュしないようにいろいろ考える人が出てきているのも確かです。そこのニーズに刺さればブレイクする可能性を秘めていますが、まあ、アクセサリーの1つとして冷静に見守っています」話していた。
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