これはドキュメントスキャナの“省スペース革命”だ!――キヤノン「imageFORMULA DR-C125」徹底検証カラー毎分25枚+ダブらんスキャン+新デザイン(4/4 ページ)

» 2011年06月08日 13時45分 公開
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DR-C125の画質を解像度別にチェックする

 次は画質のチェックだ。各種パターンを取り入れたオリジナルの印刷サンプル(A4カラー原稿)を解像度別にスキャンした。設定したスキャン解像度は200dpi、400dpi、600dpiの3種類だ。各縮小画像をクリックすると、元画像のテキストの一部を切り出したデータが表示される。

200dpiのスキャンデータ

400dpiのスキャンデータ

600dpiのスキャンデータ

 結果を見るに、ディスプレイで閲覧するだけならば、200dpiでも十分な品質が得られた。PDFに出力してOCRの認識率も確認したが、こうした単純なレイアウトでは問題がない。再編集や印刷まで考慮して、一般的な文書の電子化で常用する場合、200dpiと400dpiの間、つまり300dpiで満足できるだろう。さらに画質にこだわるケースでは、400dpiに設定すれば安心だ。600dpiは一般的なA4のビジネス文書をPDF化するには高解像度すぎる。名刺など、小さなサイズの原稿から細かい文字をしっかりと拾いたい場合などに使いたい。

 グラデーションパターンはいずれも暗部のつぶれや明部の白飛びがないが、解像度によって中間階調の滑らかさが違っている。200dpiでも健闘しているが、600dpiはさすがに白から黒までの階調がスムーズで美しい。写真の描写については、カラーバランスが整っており、電子化した文書として十分なクオリティといえる。これ以上の写真画質を求めるならば、フラットベッドタイプを求めるべきだろう。

文書の電子化がスマートにはかどる新世代ドキュメントスキャナ

 以上、キヤノンの新鋭機であるDR-C125を一通りチェックした。最初は独特なデザインと機構にばかり目が向きがちだが、実際に触ってみると、むしろ実直に省スペースと使いやすさを追求した結果として生まれた製品であることを実感する。

 ソフトウェアも多彩な機能をなるべく分かりやすく使えるように工夫がされており、ユーザー層を選ばずにスキルや用途に合った使い方ができる。実際、文書の電子化にそれほど縁のない人、スキャナの扱いに慣れていない人でも、日常的な作業として使いこなせるほどの快適さを提供してくれる。とにかく手軽に使えるので、書類の要・不要を選別することを放棄し、片っ端から給紙トレイに放り込んでしまったほどだ。

 机上に置いて使うコンパクトなドキュメントスキャナの新規購入や買い替えを検討している人は、日常的に文書の電子化にかかる労力を大幅に軽減できるだろう。加えて、文書の電子化を試みたものの滞っている人、電子化に興味はあるが面倒に感じている人も、是非チェックしてほしい新世代のドキュメントスキャナだ。

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提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年6月30日