3TバイトHDDで盛り上がるなか、新製品ではAMDからPhenom II X4の最上位モデル「980 Black Edition」も登場している。価格は1万7000円弱から1万8000円弱で、在庫は潤沢だ。
Phenom II X4 980 Black Editionは、Socket AM3対応のCPUで、旧最上位の「970 Black Edition」から200MHzクロックアップしており、Phenom II X6やX2を含めても最高速となる3.7GHz動作を実現しているのが特徴だ。L3キャッシュは6Mバイトで、TDPは125ワットとなる。
入荷したTSUKUMO eX.は「AMD系のマザーボードは次世代のSocket AM3+をサポートするタイプが好調に売れていますが、肝心の対応CPU『ブルドーザー』が登場するのはまだ先です。それまでは現行で最高クロックの980 Black Editionを載せようという人もいると思うので、今後のヒットを期待したいですね」と話していた。
ただし、Phenom IIの人気はハイパフォーマンスタイプより、省電力タイプに集まっているという声が多かった。パソコンハウス東映は「TDP 65ワットの『Phenom II X4 910e』などの末尾にeがつくタイプが売れ筋です。6コアタイプならTDP 95ワットの『Phenom II X6 1065T』ですし、消費電力の低さが重視されています。Phneom IIがデビューしたころはそうでもなかったのですが、Sandy Bridgeの登場以降は『Phenom IIは安いけど発熱が高い』といった声をよく聞くようになりました。それでも、980 Black Editionはクロック数が突き抜けて高いので、ヒットしてくれたらうれしいですけどね」と話していた。
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