Socket AM3最高クロックとなるPhenom II X4 980 Black Editionのほかにも、先週は同ジャンルで最先端を走る新製品がいつくも店頭に並んでいた。電源ユニットで目立っていたのは、ENERMAXのATX電源「MAXREVO EMR1350EWT」だ。80PLUS GOLD認証を取得したプラグインタイプで、定格容量は1350ワットとなる。価格は4万円弱だ。
PC DIY SHOP FreeTは「安い電源ではないですが、これだけの大容量を備えながらも奥行きは180ミリとそこまで長くないので、多くのケースに組み込めるのが魅力ですね。+12ボルト6系統がすべて30アンペアになっているので、4-way SLIや4-way CrossFireXを構築するのに最適でしょう」と話していた。
入力デバイスでは、パソコンハウス東映がサンワサプライの「トラックバーエモーション TB-R1U」に注目していた。キーボードの手前に置くリストレストの中央にクリックボタンとトラックバーを組み込んだアイテムで、ノートPCのタッチパッドのように操作できる。同店の価格は1万4800円だった。「トラックバーでカーソル移動できるアイテムは意外と少ないですが、場所をとらずにスムーズなマウス操作が可能なデバイスを探している人にはオススメですよ。TB-R1Uは180度反転させてトラックバーを手前に配置することもできるので、好みにあわせて調整できるのも魅力です」という。
マルチメディア関連で話題を集めていたのは、アイ・オー・データ機器の「GV-MVP/XZ2」と「GV-MVP/XS2」だ。ともにデジタル3波対応のデジタルチューナーを内蔵しており、ハードウェアトランスコーダで最大15倍のHD録画が可能となる。ともに1万5000円弱で売られており、GV-MVP/XZ2がUSB接続、GV-MVP/XS2がPCI Express x1接続タイプとなる。
TSUKUMO eX.は「アプリを使えば、BSやCS放送もiPhonetとiPadに送れる機能を備えているのが特徴ですね。あと、デジタル3波対応ながらmini B-CASカードを使っているので、ボディがコンパクトなのもポイントです。ここまで気楽にテレビが観られるなら、マシンに機能を追加するために導入する人も増えるかも」とプッシュしていた。
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