ようやく「Llano」登場──“Sabine”ノートで実力をチェックイマドキのイタモノ(3/4 ページ)

» 2011年06月14日 13時01分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

A8でもCore i5では荷が重いか

PCMark 05 Build 1.2.0(その1)
PCMark Vantage Build 1.0.1.0(その1)
PCMark Vantage Build 1.0.1.0(その2)

Sandra 2011 Processor Arithmetic
Sandra 2011 Processor Multi-Media
Sandra 2011 SHA256&AES256

Sandra 2011 .NET Arithmetic
Sandra 2011 .NET Multi-Media
Sandra 2011 Memory Bandwidth

 PCMark 05では、搭載するデバイスが異なるHDDは比較できないとして、CPUは2000ポイントの差でCore i5-2410Mが高い。続くメモリも2500ポイントの差でCore i5-2410Mが優勢だ。グラフィックスでようやくA8-3500Mが800ポイント上回っている。K10ベースのCPUということで、CPU性能に関してはクアッドコアAthlonと同じクアッドコアのCore i5という情況に近い。また、メモリ帯域などはCPU性能も大きく関わることが、A8-3500Mの結果が振るわない要因と考えられる。

 Sandra 2011.SP2cのProcessor Arithmetic/Multimediaの結果でA8-3500Mのスコアは、Core i5-2410Mを上回るものがない。平均して約半分、テスト項目によっては半分以下になる。一方、.NET Arithmetic/Multimediaでは、DhrystoneのみでCore i5-2410Mを若干上回ったが、あとは同様だ。メモリ帯域テストでもA8-3500Mが約10GB/secに対しCore i5-2410Mが16GB/secと、こちらもかなりの差だ。この傾向は、PCMark Vantgeでも同様だ。

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