最後にベンチマークテストを行おう。今回は2010年夏モデル「LaVie S(LS550/AS)」(Core i5-430M搭載)を比較対象機とし、1年前のモデルよりどれだけパフォーマンスが向上したかをチェックする。
Windowsエクスペリエンスインデックスをはじめ、PCMark05、3DMark06のいずれの結果から、今回のモデルがかなり大きく、特にグラフィックス周りでのパフォーマンス向上を果たしている。Webサービスやオフィスアプリケーション、Webベースのカジュアルゲームまで、PCでできるたいていのことはほぼ不満なくキビキビ動作するだろう。
LaVie Sは、PCにこだわる層が購入するにはいくつか物足りない部分があるのは確かだ。ただ、家族に買ってあげるPCとしてはかなり適するものと思う。LaVie SでNECが提供するやさしさを、このまま“家族に対するやさしさ”として──いいところを横取りしてしまおう。かなりの点数アップが図れるのではと思うわけだ。
あざやかなカラーリングと薄型のボディデザイン、「やさしい」使い勝手、快適操作の最新CPUに750Gバイトの大容量HDD、Blu-ray Discドライブをしっかり備え、当然「省電力/節電」も意識している。まさに2011年度のお手本のような家族向けノートPCといえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.