「G Data インターネットセキュリティ 2012」など個人向け3製品を発表――G Data説明会もう重くないと言い切れる!

» 2011年06月23日 16時33分 公開
[ITmedia]

 G Data Software(以下、G Data)は6月23日、個人向けセキュリティ製品の2012年版を発表、同日よりダウンロード版の販売を開始した。パッケージ版はジャングルを通じて7月7日より発売する。

 製品ラインアップは、アンチウイルスに特化した「G Data アンチウイルス 2012」、ウイルス対策に加えてフィッシングや不正アクセス防止機能などを備えた「G Data インターネットセキュリティ 2012」、セキュリティ機能に加えてバックアップやOS最適化機能も含んだ「G Data トータルケア 2012」の3製品。2つのスキャンエンジンによる高い検知性能を継承しつつ、2012年版ではシステムへの負荷をさらに抑えた設計になっているのが特徴だ。

G Data Software日本支社長のJag山本氏

 具体的には、システムのリソースを監視し、定義ファイルのダウンロードがユーザーの作業をじゃましないタイミングで実行されるようになったほか、複数のタスクが走るシステム起動時のスキャンを避け、10分後からアイドリングスキャンを行うように改められた。また、クラウド技術を使った機能も強化され、インターネット上からダウンロードした実行ファイルやPDFファイル、メールの添付ファイルなどは、定義ファイルがなくてもリアルタイムでスキャンすることが可能になっている。

 製品説明会に登壇したG Data Software日本支社長のJag山本氏は、「さまざまな技術の登場によって、個人向けのセキュリティ対策製品は今後必要なのかと聞かれることがあるが、デジタルデバイスが増えればPCはPCでしかできないことに需要が特化していくだろう。その結果、ハブになるPCには重要なデータが集中していくことになる。今やPCにはプロ向けのセキュリティと同じレベルの性能が求められるようになっている」と述べ、検知率で高い評価を得ているG Dataの存在感を強調したうえで、「G Dataというと、2つのエンジンを搭載するために“重い”というイメージを持たれがちだが、日本市場に参入して5年間、他社製品が軽さを追求するために機能を制限する一方で、G Dataは性能を第一に考え、どの機能もオフにしていない。何の機能もカットせずにここまで軽く改良してきた。そして2012年版では、ついに重くないと言い切れるところまできた」と、最新版の特徴をアピールした。

G Dataは現在、個人向け、オフィス向け、モバイル向けの各製品と、クラウドソリューションという4本の柱で事業を展開している(写真=左)。ウイルス検知率は40カ月連続で首位を獲得(写真=中央)。システムへの負荷を抑えるためメモリ占有率をさらに下げ、マルチコアに対応することで処理をすばやく終えるようになった(写真=右)

 ダウンロード版のラインアップと価格は以下の通り。

製品名 ライセンス 価格
G Data アンチウイルス 2012 1年版/3台用 2980円
G Data アンチウイルス 2012 2年版/3台用 4480円
G Data アンチウイルス 2012 3年版/3台用 5980円
G Data インターネットセキュリティ 2012 1年版/1台用 2980円
G Data インターネットセキュリティ 2012 2年版/1台用 4480円
G Data インターネットセキュリティ 2012 3年版/1台用 5980円
G Data インターネットセキュリティ 2012 1年版/3台用 3480円
G Data インターネットセキュリティ 2012 2年版/3台用 5280円
G Data インターネットセキュリティ 2012 3年版/3台用 6980円
G Data トータルケア 2012 1年版/3台用 4980円
G Data トータルケア 2012 2年版/3台用 7480円
G Data トータルケア 2012 3年版/3台用 9980円
G Data インターネットセキュリティ 2012 1年版/5台用 9980円
G Data インターネットセキュリティ 2012 1年版/10台用 1万7360円

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