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» 2011年07月01日 11時22分 UPDATE

みんなつながってるんだよ:「Stora」と「Push2TV HD」でホームネットワークを徹底活用!! (1/3)

複数台のPCを所持している人はもちろん、テレビやゲーム機、スマートフォンと、ネット接続機能を持つさまざまなデジタル機器の普及で、これらをホームネットワークで管理している人も多いはず。ここでは家庭用NASとWiDiを使った活用術を見ていこう。

[瓜生聖,ITmedia]

自宅のデジタル機器を連携してもっと便利に

og_netgear_000.jpg 家庭用NAS「Stora」とWiDiアダプタ「Push2TV HD」(PTV2000)

 テレビやレコーダー、家庭用ゲーム機、スマートフォンにPCと、今では多くの人がさまざまなデジタル機器を当たり前のように利用している。そのほとんどがネット接続機能を持つため、無線によるホームネットワークを介して、各機器を管理している人もいるだろう。そこで注目を集めているのが、家庭用NASというジャンルだ。

 NASの導入によって、各デバイスに散らばるメディアファイルを一元管理し、さらにプレイステーション3などのDLNA対応機器を利用することで、NASに保存したコンテンツを書斎のPCやリビングの大画面テレビで視聴できるようになる。もちろん、自宅だけでなく、外出先からiPhoneやAndroid端末でNASにアクセスし、いつでも好きなデータを取り出せるのもメリットだ。さまざまなデバイスを当たり前のように利用している今だからこそ、家庭用NASはのメリットは急速に高まりつつある。

og_netgear_001.jpg WiDiを使えば手軽に対応ノートPCのコンテンツを大画面テレビで楽しめる

 その一方で、“ホームネットワーク外”から持ち込んだデータを、手軽に自宅の大画面テレビなどに映すユニークなアプローチもある。それがインテルが提唱する新技術、ワイヤレスディスプレイシステム「WiDi」だ。必要な環境は後述するが、WiDiに対応したノートPCとWiDiアダプタがあれば、ノートPC内のデータをケーブルを使わずに大画面テレビに映し出すことができる。自宅でホームパーティなどを開いた際に、誰かが持ち込んだPC内にある写真や動画をみんなで楽しむ、といったときに重宝する。

 このように、NASやWiDiを導入することで、家の中にあるデジタル機器を連携し、もっと便利に活用できるようになる。今回は海外NASメーカーとして定評のあるネットギアの製品を使ったホームネットワークソリューションを紹介しよう。

これからはNASが“一家に一台”の時代

og_netgear_003.jpg 家庭用NAS「Stora」

 一昔前は、NAS(Network Attached Storage)といえば企業ユースが当たり前だった。しかし、HDDの大容量化・低価格化に加えて、リッチなデジタルメディアコンテンツの普及に伴い、現在では家庭用NASというジャンルが確立するに至っている。

 当初の家庭用NASは、企業用NASと比較するとパフォーマンスや信頼性を妥協してコストを抑え、サーバ/インフラ系の知識がなくても設定できるように、ユーザーフレンドリーな管理画面を搭載したものという印象が強かった。ところが現在の家庭用NASは、そういった「企業用NASのサブセット」という位置付けではなく、「家庭用ならではの機能を搭載したインテリジェントなストレージ」という独自発展を遂げている。この傾向は特に海外製のモデルで顕著だ。そこで今回は、ネットギアが販売する家庭用NAS「Stora」を紹介しよう。

 ネットギアのStoraはコンパクトなケースに2台のHDDを搭載可能なNASキットだ。立方体に近い形状だが、4隅の足で底面の空間を確保し、底面から吸気して天板側へ排気するエアフローとなっている。HDDを接続する際にもネジ止め不要で、一般的な外付けHDDケースよりも簡単に組み立てることができる。

og_netgear_004.jpgog_netgear_005.jpgog_netgear_006.jpg 本体前面/背面/側面。前面にはUSB 2.0が1ポート、背面にはギガビットLANと、電源ボタン、ACアダプタコネクタ、リセットスイッチが並んでいる。本体上部には、HDDを取り出す際に使用するリリースレバーがある。ネジ止め不要なStoraならではだ

 StoraはNASキットではあるが、ネットギアが提供するStoraポータルサービスと連携して動作する。セットアップ時にはStoraポータルに製品を登録するため、インターネット環境が必須だ。プロダクトキーとともにユニークなStoraネームを登録すると、サーバで一元管理され、以降はStoraネーム、ユーザ名とパスワードを利用して、インターネット上からでも利用できるようになる。

 Storaの特徴は、とにかく簡単に、デジタルコンテンツをさまざまなところから活用することにフォーカスしている点だ。設定は管理画面1ページに収まり、ホスト名の変更や、共有フォルダの追加もばっさり省略されている。

 Stora本体の設定は、Stora Agentから「Storaアプリケーションを開く」を選択する、か、あるいはStora本体にブラウザで接続すればとStoraの設定が可能だ。最初はディスクの構成から行う。2台のHDDが搭載可能なStoraではミラーリングのRAID 1 か、冗長化のないJBODのいずれかを選択する。

og_netgear_007.jpgog_netgear_015.jpg Storaのセットアッププログラム。StoraはDHCPサーバから自動的にIPアドレスを取得する(画面=左)。2ベイのStoraは、ミラーリングのRAID 1、複数ドライブを1ボリュームに統合するJBODをサポートする(画面=右)

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