戦力増強の“ステルス”ゲーミングノートPC――「G73SW」でぶっ飛ぶこれぞ、男のコのPCですな(2/5 ページ)

» 2011年07月25日 15時30分 公開
[望月瞬(撮影:矢野渉),ITmedia]
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16Gバイトのメモリ、合計1TバイトのハイブリッドHDDを内蔵

 メインメモリは、PC3-10600(DDR3-1333)対応のSDRAMを標準で16Gバイトも搭載している(4Gバイト×4、空きメモリスロットなし)。現状では、メモリ容量がゲームの動作パフォーマンスを大きく左右することはないので、ややオーバースペックという気がしないでもないが、その突き抜け具合はハイエンドゲーミングPCらしい。

 データストレージはSerial ATA対応の2.5インチHDDで、500Gバイトのドライブを2台、合計で約1Tバイトを内蔵する。今回試用した評価機が採用していたのは、シーゲイトの「ST95005620AS」だった。標準的なHDDではなく、高速なSLCタイプのフラッシュメモリを4Gバイト搭載したハイブリッドHDDの「Momentus XT」シリーズだ。回転数は7200rpm、キャッシュは32Mバイトを備える。

 容量、性能とも充実したストレージ構成だが、工場出荷時のパーティション構成は、少々分かりづらい。ドライブ1が3パーティションで、リカバリ用の隠しパーティションが約21.5Gバイト、Cドライブが約116Gバイト、Eドライブが約328Gバイトだった。ドライブ2は約233GバイトずつDドライブ/Fドライブだ。Dドライブ/Fドライブはデータ用なので、1パーティションでもよかったように思う。

 光学ドライブは書き込み対応のBlu-ray Discドライブで、BD-R/REメディアへのライティングや、Blu-ray 3Dの再生が可能だ。評価機はパナソニックの「BD-MLT UJ240AS」を搭載していた。

背面のカバーを開けると、2基のSO-DIMMスロットとHDDベイが現れる(写真=左)。残る2基のSO-DIMMスロットはマザーボードの反対面にあるが、出荷時に最大容量の16Gバイトメモリ(4Gバイト×4)を搭載しているので、通常はアクセスする必要がない。写真は1台HDDを取り出した様子。「コンピューターの管理」で出荷時のストレージ設定を確認(画像=右)。2台のHDDはRAIO構成ではなく、それぞれ複数のパーティションに分けられており、1台がデータ用となっている

インタフェース類は申し分ない

 インタフェース類は必要と思われるものを一通りを搭載する。各種端子は本体の左側面と右側面に集中し、どれも使いやすい配置だ。

 まず左側面の奥から、ギガビットイーサネット、USB 2.0×1基、Blu-ray Discドライブ、USB 2.0×1基、マイク入力、ヘッドフォン出力が並ぶ。HDMI出力は、3Dテレビに3D映像を出力できる「NVIDIA 3D TV Play」に対応する。

 右側面の奥からは、電源コネクタ、アナログRGB出力、HDMI出力、USB 2.0×1基、USB 3.0×1基、メモリカードスロットが配置されている。メモリカードスロットの対応メディアは、SDXC対応のSDメモリーカード、メモリースティックPRO、xDピクチャーカード、マルチメディアカードだ。また、液晶ディスプレイの上部に、200万画素のWebカメラを内蔵している。

 従来モデルのG53Jwは、右側面の手前に多くのコネクタを配置していたので、マウスを使うときにケーブル類が邪魔に感じることがあったのだが、G73SWでは解消された。

前面にインタフェース類はなく、すっきりとした外観だ(写真=左)。背面は左右の排気口が印象的だ(写真=右)

左側面にトレイ式の光学ドライブ、有線LAN、2基のUSB 2.0、ヘッドフォン、マイクの端子を配置(写真=左)。右側面にはUSB 3.0、USB 2.0、メモリカードスロット、HDMI出力、アナログRGB出力、ACアダプタ接続用のDC入力を備える(写真=右)

 通信機能は、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、ギガビットイーサネット、Bluetooth 2.1+HSを標準装備しており、不満がない。

 なお、OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールしている。

G73SWのデバイスマネージャ画面

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