―― B431dnBを職場のどこに設置されましたか? また、設置された印象はいかがですか?
小畑さん 教室前方の空いている机の上に設置しました。学習机に置いてもボディがはみ出さず、教室の入口付近から見てもスマートに収まっている印象を受けました。また、見た目より軽いため、プリンタを使いたい場合に教室間を気軽に持ち運べるのは便利です。
デザインについては、教室という特殊な設置場所でも違和感がありません。仮に光沢のあるブラックだったら光を反射してしまうので、近くの席にいる生徒達(特に小学生)は気になってしまうかもしれません。その点、マット仕上げでよかったと思います。
―― B431dnBを何人で、どのようなデータを印刷するのにお使いですか?
小畑さん 主に小テストなどの演習プリントや進級式ドリル教材、生徒受講管理データの出力に使っています。
使用頻度については、個別授業では生徒が1〜2人、印刷枚数が1人につき3枚程度、小学生グループの進級式ドリル演習では生徒が5〜6人、印刷枚数が1人につき5枚程度、中学生の集団授業では生徒が10〜15人、印刷枚数が1人につき2枚程度です。
どの授業においても、2〜3回の授業のうち、教室で印刷を行うのは1回程度ですが、夏期講習の時期は授業内、授業後の補習など演習時間が増えるため、使用頻度がほぼ毎日増えることになります。
―― B431dnBをほかのプリンタ/複合機と併用されていますか?
小畑さん PCとカラーレーザー複合機は2階の職員室にあり、教室は5階なので、今までは授業中に使う教材をあらかじめ2階で準備をしてから授業に臨んでいました。個別指導や体験授業などでは、その場での印刷ニーズに対応することが難しかったのですが、B431dnBの導入によって、ノートPCにあらかじめ教材データさえ入れておけば、より細かなニーズに対応できるようになりました。
例えば、学校の定期試験対策をするとき、当塾では生徒が自由に塾生以外の友人も連れて来て勉強をしてもいい期間を設けています。しかし、学校も勉強したい教科もばらばらなので、塾に来てもらわないと準備ができません。今回(6月末)の定期テスト対策ではB431dnBをフル活用したおかげで、効率的に生徒への対応ができました。担当の科目でなくとも教材さえデータ化していれば、非常勤講師1人でも十分に対応ができた点が非常に大きかったです。
一方の複合機は、B4サイズを印刷するときや、講習テキストなどを製本印刷するときに使っています。
―― B431dnBの印刷速度はいかがですか?
小畑さん まず、1枚目が印刷されるスピードの速さに驚きました。また、映像授業を受講している生徒たちの受講管理を毎月1回するのですが、出力枚数が大体400枚ほどになります。これまでは複合機のほうでやっていたのですが、今回試しにB431dnBを使用したところ、出力時間がおよそ3分の2になり、他の講師や社員も驚いていました。
―― B431dnBの印刷品質はいかがですか?
小畑さん 保護者会の資料や面談用資料など保護者様向けのものでもキレイに印刷できていました。スピードとキレイさを両立しているところが素晴らしいと思います。複合機のほうはムラがあったり線が入ったりと定期的にメンテナンスしなければならなかったので、その機会が減ることもありがたいです。
―― B431dnBの機能面はいかがですか?
小畑さん 見た目のコンパクトさの割りには(紙が)たくさん入る印象です。当初はオプションのセカンドトレイユニットの購入も考えましたが、今のところ必要はありません。消耗品の交換については、複合機のように分厚いマニュアルを見なくてもできるように感じたので、一度やれば、どのスタッフでもできると思いました。
―― COREFIDOシリーズの5年間無償保証サービスおよび高耐久性について、印象はいかがですか?
小畑さん 教室長が最も驚いていたのが、この5年間無料保証サービスでした。当塾では全体で1カ月平均1〜2万枚、講習時や受験期などはその1.5倍ほどの印刷をしているのですが、これまで一番困っていたのが突然の故障でした。
これまで、大型のコピー機についてはリース代のほか、メンテナンスの出張料が1回5000円かかっていました。年間3〜5回は出張してもらっています。また、以前使っていたモノクロレーザープリンタは2年もたたずに給紙トレイの不具合が頻繁に起こるようになり、使用しなくなりました。
その点、B431dnBは耐久性があり、なおかつ5年間(または20万ページ)もの保証サービスが付くというので、非常にありがたく感じています。
―― B431dnBの導入前と導入後で、ご自身のお仕事にどのような変化がありましたか?
小畑さん 繰り返しにもなりますが、あらかじめ印刷して準備をしておく手間から解放され、教材作りに時間をかける余裕ができました。また、紙ベースの教材製作(テキストをコピーして問題を切り貼りして編集する)からデジタルな教材データベース作りへシフトしていくことで、教材管理の考え方が大きく変わりました。
授業の場面においてよかったことを挙げると、やはり個別指導の生徒への対応です。その日に生徒が間違えた問題やその類題、覚えるべきポイントなどを授業の最後に確認するのですが、生徒は手書きで書いた問題や一度使ったプリントをもう一度やり直すことを嫌がることが多いのです。
ノートPCを教室に持ち込んで生徒が演習中に問題を作り、その場で出力できるというのは、よりよい授業を提供するという意味においても自分自身がスキルアップできる可能性を感じることができました。
専門外の科目のことを質問されたり、生徒に興味を持たせるような話題を提供したいときなどにも、Web上から得た資料をその場で生徒に手渡せるため、授業の「間」を損なわないことにもつながりました。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年9月21日