レノボのAndroidタブレットってDOなのよ?──「IdeaPad Tablet K1」を持て遊ぶAndroidタブレットで女子大生も遊んでみた!(1/4 ページ)

» 2011年08月25日 11時30分 公開
[林.佑樹,ITmedia]

6万円出せばお釣りがもらえる10.1型ワイドのAndroidタブレット

並み居る10.1型ワイドAndroidタブレットにあって、ちょっと目立つ外観のIdeaPad Tablet K1

 競合するPCベンダーが先行する中、ようやくレノボからもAndroidタブレットが全世界で登場する。なぜか日本での発売は8月26日に設定されているが、この評価を行っている時点で実売価格は5万円台といわれており、スペックと価格ともに、競合他社が出荷しているAndroidタブレットに追従した形だ(価格についてはより安い製品が多くなってきているが)。

 レノボは、この記事で紹介する「IdeaPad Tablet K1」と「ThinkPad Tablet」をAndroidタブレットとして同じタイミングで投入するが、IdeaPad Tablet K1は、個人ユーザーを重視したデザインとなっている。

 IdeaPad Tablet K1は、競合する製品と比べて価格こそやや高めだが、ほかとは違うユニークな外観と“開けてすぐ使える”とレノボが説明するほどにカスタマイズされたユーザーインタフェースを特徴とする。

 同サイズで同スペックのAndroidタブレットでは、日本エイサーの「ICONIA TAB A500」が3万9800円と安く販売されているが、IdeaPad Tablet K1とICONIA TAB A500を比べると、IdeaPad Tablet K1は、外観のデザインと本体に搭載した操作ボタンに注力しているのが分かる。部分的に取り入れたアルミ削りだしフレームや本体に備えたボタンの形状などは、見るものにiPadを意識させるかもしれない。

 とはいえ、IdeaPad Tablet K1では手の平を載せる部分に鮮やかにカラーリングされたプラスチックパネルを採用して、軽量化と持ったときに滑りにくくなるような質感を実現している。側面から見ると、ホールドしやすいようにプラスチックパネル全体に丸みを帯びているのが分かる。この丸みはとてもよくできており、両手で持ったときに重みをあまり感じないようになっている。もちろん、縦でも横でも同様なので、持つ方向が限定されることもない。

 カラーバリエーションは、ホワイトとレッドの2種類が用意されている。白は清涼感ある仕上がりで、赤はスピード感のある印象をユーザーに与える。この部分はほかのAndroidタブレットよりも、カジュアルなデザインで、IdeaPad Tablet K1の個性を演出しているといえる。

 IdeaPad Tablet K1の本体サイズは、264(幅)×189(奥行き)×13.3(厚さ)ミリで、重さは実測で約741グラムだった。ICONIA TAB A500の260(幅)×177(奥行き)×13.3(高さ)ミリと比べると、IdeaPad Tablet K1はわずかに大きい。

 バッテリー駆動時間はカタログスペックで約8.6時間。評価にあたり、フル充電状態から4時間ほど触りまくって、残り51%だったのでカタログスペックを信用してよさそうだ。充電時間はバッテリー駆動時間のおよそ半分に相当する約3.6時間となっている。

 実測の重さ741グラム(カタログスペックでは約750グラム)は、かばんに入れて持ち運ぶ分には問題ないと感じたが、それは使うのが男性だったらという話で、ともに評価作業を手伝ってくれた“女子大生”からすると、サイズは大きく、かつ、重い部類に入ってしまう。ただ本体を持つと、重心分布は均等で、片手で本体のほぼ中央に手を置くとバランスよく保持できる。

 発熱については、わずかだが裏面が温かく感じた。本体パネルに採用されたアルミパーツが熱を逃がしているのだろう(といっても、アルミパーツも熱くなかったのだが)。なお、充電アダプタは中国製品でよく見る先端部が長方形のタイプだ。

IdeaPad Tablet K1を正面から見る。500万画素のインカメラと「4 in 1 Optical Finger Navigationボタン」があるだけとシンプル。フチが太いため、持ったときに指がタッチパネルに触れにくい。液晶パネルはグレアタイプで指紋が目立ちやすい(写真=左)。裏面も有効画素500万画素のアウトカメラとスピーカーのみとシンプルだ。アルミパーツの部分が少ないことも分かる(写真=右)

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