先週はPCケースに目立った新製品が多かった。その中でも主役となっていたのは、土曜日に各ショップの店頭に並んだ、AntecのATXケース「SOLO II」だ。価格は1万3000円弱。
2006年5月に登場してからロングヒットを続けている「SOLO」の後継モデルで、フロントにUSB 3.0ポートを2基用意したほか、ドライブベイの構成を大きく変更しているのが特徴となる。5インチベイは従来の3基から2基に、3.5インチベイを5基から3基に絞ったことで、フロント下部にブランクを確保。これにより、長大なグラフィックスカードも挿せるようになった。
TSUKUMO eX.は「SOLOはコンパクトですっきりしたデザインが安定した人気を得ましたが、唯一、長いグラフィックスカードが挿せないことがネックと言われていました。今回の新作ではそこを見事に解決しながら、コンパクトさや静音性などの元来の良さを踏襲しているので、ロングヒットが期待できると思います」と話していた。なお、元祖SOLOも1万円弱の価格で潤沢に出回っている。
もう1つの話題作は、LIAN-LIのmini-ITXケース「PC-Q25B」だ。マザーを右側面に取り付ける、やや大ぶりなキューブケースで、外形は199(幅)×366(奥行き)×280(高さ)ミリとなる。オープンベイはなく、内部には3.5インチベイ7基を用意。このうち5基はOS起動時にドライブを着脱できるホットスワップベイとなっており、残り2基のスペースは3基の2.5インチベイとしても使える。価格は1万9000円弱。
サイドパネルをネジなしで着脱できるのも特徴で、パソコンハウス東映は「ドライバーレスのケース以上に気軽にHDDを増設できるので、ホームサーバマシンとしても重宝しますよ」とプッシュしていた。
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