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» 2011年09月05日 09時08分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp:夏の終わりは年末の始まり? ――トレンド変化が激しい1週間 (1/4)

8月から9月に切り替わった1週間。アキバの各ショップでは夏休み的な雰囲気が急ピッチで終りを告げて、すでに秋。さらには2012年の香りも漂わせるモードに切り替わりつつある。そして、売れるアイテムにも変化が起きていた。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「静音性アップなど、部分的に増強する人が多いです」――2011年秋モードのアキバ

og_akiba_001.jpg 「人気商品“夏休み”次回の入荷は来年となります。」と入り口に掲げるPC DIY SHOP FreeT

 8月31日までの特価キャンペーンなどが終了した9月1日以降、PCパーツショップの店内からは徐々に、しかし確実に夏の雰囲気が薄れてきている。PC DIY SHOP FreeTのスタッフは「9月中旬まで夏休みという大学もありますけど、世間的には8月31日で夏は終了ですからね。気温はそんな急激には変わりませんが、もう涼しい季節にあわせていかないと」とさっぱりした表情で話していた。

 実際、ショップを訪れる層や売れる製品の傾向も変化しているそうだ。ツートップ秋葉原本店は「夏休みは地方から来られる方が多く、マシン一式がよく売れます。マザーからPCケースまで、そのときの売れ筋に人気が集まるんですよね。それが9月以降は元に戻って、常連さんの比率が高くなるので、部分的に増強する動きが目立ってきます。これから寒くなるので『冷却性よりも静音性』というのが普遍的なこの季節のトレンドといえますかね。今年は特にそうした傾向が強いです」と語る。

 PCソフトや周辺機器に視点を広げると、さらに極端な切り替えもみられる。ソフマップ秋葉原本館では「9月に入って早速『ウイルスバスター2012クラウド』が登場しましたし、来年を見据えてPC周りを整えるというニーズが出てくるんですよね。周辺機器コーナーでは、年賀状作成を見越してプリンタを買いに来られる方も増えていますし、自作フロアにはそれ用のマシンを組みたいという人も少なくありません」といった動きがあるそうだ。

 そうした動きを読むように、さまざまなジャンルで秋冬の自作トレンドにあわせた新製品が登場している。典型例は電源ユニットだ。先週はオウルテック(シーソニック)から「Xシリーズ SS-400FL」が、SUPER FLOWERから「SF-500P14FG」がそれぞれ登場している。価格は順に1万8000円弱と2万3000円弱で、どちらもファンレス仕様になっているのが共通点だ。

 Xシリーズ SS-400FLは定格400ワットのATX電源で、80PLUS GOLD認証を取得している。周辺の温度によって出力容量が変わるのが特徴で、30度以上の環境では定格320ワットで動作する。SF-500P14FGは定格500ワットの80PLUS PLATINUM電源。従来からチョウをデザインした紫色の海外仕様パッケージ版が出回っているが、先週から日本向けパッケージ版を投入している。型番や仕様、価格は海外版と同様となる。

 入荷したTSUKUMO eX.は「最近、低容量で高品質な電源が増えていますね。このラインはファンレスタイプの人気も安定しているので、80PLUS GOLD以上の2モデルもある程度ヒットすると思います。夏が終わって冷却性がそれほど重視されなくなるというのもありますが、それ以上に震災以来の省エネブームがあるので、400〜500ワットクラスの電源で十分な構成に支持が集まっているのが後押しになると思います」とコメントした。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg ソフマップ秋葉原本館の入り口に並んだ、トレンドマイクロ「ウイルスバスター2012 クラウド」。パソコン3台とAndroid端末用を同梱した1年版は8000円弱となる(写真=左)。オウルテック(シーソニック)「Xシリーズ SS-400FL」(写真=中央)。SUPER FLOWER「SF-500P14FG」(写真=右)

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