夏の終わりは年末の始まり? ――トレンド変化が激しい1週間古田雄介のアキバPickUp(2/4 ページ)

» 2011年09月05日 09時08分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「新たな操作感を浸透させようとしている気がします」――「TOUCH MOUSE」が登場

日本マイクロソフト「TOUCH MOUSE」

 入力デバイスでも、静音タイプが注目を集めている。先週登場したのは、日本マイクロソフトのBlueTrack無線マウス「TOUCH MOUSE」。クリックボタンやホイールの代わりにタッチセンサーを仕込んでおり、触れている指の本数や動かし方の違いで複雑な処理がこなせるのが特徴だ。

 ツートップ秋葉原本店は「普通に左右クリックやスクロール操作は、普通のマウスを扱うようにタッチしたりなでたりすればできます。そのうえで、2本の指を上下に動かしてウィンドウを最大化させるといったプラスアルファの機能が使えるのがポイントですね」と語る。価格は8000円弱。

 ほかの日本マイクロソフト製マウスと違い、Mac OSや旧Windowsでの動作はサポートせず、対応はWindows 7のみとなる。それでもユニークな設計から人気を集めているという。ソフマップ秋葉原本館は「デビューしたばかりなので、売れ行きはこれから見えてくると思いますが、スタイリッシュさも含めて注目を集めていると思います」と話していた。

 なお、同じタイミングで、ホイール部分にのみタッチセンサーを取り付けた、BlueTrack無線マウス「Explorer Touch mouse」も出回っている。価格は5000円弱だ。こちらはMac OS X 10.4以降とWindows XP以降で利用できる仕様で、左右クリックボタンを搭載している。

 パソコンショップ・アークは「スマートフォンの普及もあって、タッチセンサーで操作する習慣が一般化しています。タッチセンサーを使うとデザイン性も広がりが出るので、今後のちょっとしたトレンドになるかもしれないですね」と期待を込めていた。

 なお、静音マウスというくくりでは、クリック感やスクロール感を維持しながら操作音をカットした、SISの「サイレントマウス 静」シリーズも7月末から好調に売れ続けている様子。PD DIY SHOP FreeTは「ゲームやビデオに没頭したいときは、クリック音すらじゃまに感じる人も少なくないので、いろいろなタイプの静音マウスが注目されていますね。静シリーズは操作性にクセがないので導入しやすいというメリットも大きいでしょう。とにかく、店頭で実機に触れたうえで選ぶのが重要だと思います」と話す。

TOUCH MOUSEのパッケージ(写真=左)。日本マイクロソフト「Explorer Touch mouse」(写真=中央)。7月末から出回っている、SISの「サイレントマウス 静」シリーズ(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  4. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー