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» 2011年10月01日 00時00分 UPDATE

なんだか“ノリがいい”ヤツを試してみよう:たまねぎIT戦士なんてイヤだ!――「ミュージックサウンド DJエフェクター」でモテるDJに“転職”してみた (1/2)

誰だって人生で1度や2度はDJに憧れたことがあると思う(あってほしい)。たまねぎIT戦士からジョブチェンジしたい新人は、ターンテーブル風のエフェクターを手に入れ、DJへの“転職”を試みた。

[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]

得体の知れない商品が現れたぞ

photo なにこれ?

 「なんなんだ、こいつは……。」

 上海問屋の「iPod、iPhone用 ミュージックサウンド DJエフェクター」を初めて見たとき、思わず独り言が漏れた。

 DJ気分が味わえるらしいが本当なのだろうか? うさんくささを感じつつも、この製品に興味を持ってしまった。中学、高校生のころは音ゲーが大好きで、「DJってマジカッコイイ」と思っていた。しかし真ん中のCDのような部分は何だろう、音響効果ってどんな効果があるんだ、DJっぽくリミックスとかできたら俺モテるんじゃないか……いろいろな妄想が湧いてきたが、実際に触ってみないと何も分からない。

 しかも自分にDJの才能があるか見極めるいいチャンスでもある。「たまねぎIT戦士」と呼ばれてオジサンにいじられるだけではダメだ。今日はペンを置いて、別の職業を目指してみよう。

「お手軽にDJ気分を味わえる」らしいが……?

 この製品は、音楽にさまざまな音響効果を追加できるエフェクターで、Dockコネクタを搭載しており、iPodやiPhoneを直接接続できるのが特徴だ。Dockコネクタは固定されてはおらず、上下に2ミリほど動くので、すべての世代のiPod/iPhoneに対応する。製品名に「iPod、iPhone用」とあるが、マイク入力やAUX入力を備えており、MP3プレーヤーや他のオーディオ機器からの外部入力にも対応する。このほか、ヘッドフォンジャック、ライン出力、オーディオ出力(L/R)も搭載しており、インタフェースの種類はそこそこ豊富だ。

photophoto 手前にはマイク入力とヘッドホフォンジャック、各種音量調節を備え(写真=左)、奥にはライン出力、オーディオ出力(L/R)、AUX入力、AC、電源ボタンを備える(写真=右)

 箱から取り出すと想像よりも大きい。本体サイズは110(幅)×182.7(奥行き)×51.9(高さ)ミリ。インタフェースが奥側に集中しているせいか、奥の方が高さがあり、10度ほど傾いている。重量を測ってみると300グラムと、カタログ値の500グラムよりもなぜかすごく軽かった。給電はACアダプタで行うため、製品を使える場所はコンセントがある場所に限られる。おそらく、家でたぶん1人で楽しむのに向くのだろう。

photophoto 10度ほど手前に傾いている(写真=左)。ACアダプタが付属する(写真=右)

 次にACアダプタに接続し、奥にあるスイッチを入れてiPod(またはiPhone)を接続する。Dockコネクタに差すだけなので接続はとても簡単なのだが、コネクタが固定されていないので、うまく接続できないときがしばしばある。普段はiPodの上部に接続するイヤフォンを、エフェクターの手前のヘッドフォンジャックに接続すると、音楽が流れてきた。

photophoto さまざまなボタンやスイッチがある(写真=左)。PDFファイルのマニュアルが入ったCD-ROMが付属するが、内容は英語だ(写真=右)

 SPINと書かれたターンテーブル風のコントローラーを回すと、スクラッチ音が音楽と混ざり、すぐに通常の音楽に戻った。これを回すことで、再生されている音楽が早送りになったり、巻き戻ったりする効果はないため、一部のフレーズを反復する、といった操作はできないのが少々残念だが、DJ気分は味わえる。とても楽しい。

photo 接続はこのような感じ。明るいとあまり見えないが、電源を入れるとCHOPボタンの周りは青白く光る

 SPINの中央にあるCHOPボタンは短い周期で音が途切れる効果を付加する。その音が途切れる周期は左下の(つまみ)で調節できる。SPINの下にあるEFFECTボタンは、音楽に様々な効果を追加できるボタンだ。追加できる音響効果は5種類で、SPINスイッチとEFFECTボタンの間に5つの効果が書いてある。EFFECTボタンを押すと、左から順に効果を選択でき、選択した効果の部分がオレンジ色に光る。左から順番に「Reverb」「Flange」「Autophase」「LP Filter」「HP Filter」と書いてあるが、知らない単語ばかりなので、使用感をもとに効果を説明する。効果の強弱は右下のつまみで調節できる。

音響効果の種類
リバーブ(Reverb) 音がこだまのように反射し、響きを増幅する効果。つまりエコーがかかる。効果を強くすると音が長く残るため、音が重なりすぎて旋律があまり聞こえなくなる。
フランジャー(Flange) リバーブと同様に、音の響きを増幅する効果。主旋律の音が大きくなるように感じた。効果を強くすると、ジェット機のエンジン音の様な強烈なノイズが入る。
オートフェーズ(Autophase) 旋律に合わせて、風切り音のような音が鳴る。効果を強くしないとあまり聞こえない。
ローパスフィルタ(LP Filter) 高音域を遮断する効果。効果を強くすると、全体的にこもったような音になる。
ハイパスフィルタ(HP Filter) 低音域を遮断する効果。効果を強くすると、全体的に軽い音になる。
photo ターンテーブル風のコントローラーを回せば、DJ気分を味わえるかもしれない(写真はイメージです)

 効果の選択が必ず「リバーブ」「フランジャー」「オートフェーズ」「ローパスフィルタ」「ハイパスフィルタ」「オフ」という順番のローテーションとなることや、リバーブ効果を最大にしたままEFFECTボタンを押すと、最初からフランジャーの効果が最大になっている(効果の強弱は1カ所のつまみで行っているため、いちいちつまみを元に戻さないと強度が継続したまま違う音響効果が入る)など、少々使いづらい点があるものの、遊びで使う程度ならば十分楽しめる。

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