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» 2011年10月04日 11時00分 UPDATE

2011年PC秋冬モデル:テレビ録画、3D立体視機能を強化した液晶一体型PC――「FMV ESPRIMO FH」

23型ワイド/20型ワイドの液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」は、CPUや光学ドライブを強化したほか、スピーカーの性能向上や、ナチュラルフィットキーボードを採用するなど、細かなブラッシュアップが行われている。

[池田憲弘,ITmedia]

基本スペック、光学ドライブを中心に強化

photo 裸眼3D立体視対応モデルの「FH99/EM」

 富士通は、液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」の2011年秋冬モデルを発表した。ラインアップは23型ワイド液晶を搭載する「FH99/EM」「FH98/EM」「FH77/ED」と、20型ワイド液晶搭載の「FH56/ED」「FH54/ET」の合計5モデルだ。いずれも発売日は2011年10月13日で、実売価格はFH99/EMが26万円強、FH98/EMが26万円強、FH77/EDが25万円前後、FH56/EDが19万円強、FH54/ETが16万円前後と予想される。

 上位3機種は新デザインを採用し、FH77/EDは液晶ディスプレイのフレームとパネルに境目がないフルフラットファインパネルを搭載した。このほか、「ONKYOマイスター認定」のスピーカーを搭載し、富士通独自のLSI「Dixel HDエンジン2」でテレビ番組の長時間15倍ダブル録画を可能とするなど、AV向けPCとしての機能を強化した。3D立体視対応モデルのFH98/EMは、IPSパネルで広視野角を実現し、FPR(フィルム偏向)方式を採用して上下方向の3D視野角も広げている。裸眼3D立体視対応のFH99/EMでは、モアレを軽減した「3Dコンバージョンパネル」を採用した。また、3D対応のBlu-rayタイトル「少年マイロの火星冒険記 ブルーレイ 3D」が付属する。

photo 3D立体視対応モデルの「FH98/EM」。こちらは3Dメガネを使用する

 デザインやサウンド面に加えて基本スペックも向上した。CPUが夏モデルのCore i7-2630QM(2.0GHz/最大2.9GHz)からCore i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz)となり、メモリの容量も3機種すべて8Gバイトとなった。

 このほか2TバイトHDD、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、デジタル3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル)対応テレビチューナーを備え、液晶ディスプレイの最大解像度は1900×1080ドットとなる。また、FH99/EMとFH98/EMは3D撮影用に2つの130万画素カメラが液晶上部に内蔵されている(FH77/EDは1つ)。液晶背面には「ナノイー」発生ユニットを搭載した。

 インタフェースはUSB 3.0を2基、USB 2.0を6基、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO対応のカードスロット、音声入出力、HDMI入力(3D映像は不可)を備える。ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとギガビットLANを利用できる。本体サイズは565(幅)×234(奥行き)×435(高さ)ミリで、重量は約10.3キロ(FH99/EM)だ。

photophotophoto FH77/EDのカラーバリエーションはシャイニーブラック、ワインレッド、スノーホワイトの3色

 20型ワイド液晶を搭載する下位モデルは、デジタル3波対応テレビチューナーを搭載するFH56/EDと、地上デジタルチューナーを搭載するFH54/ETの2モデルを用意する。今回のバージョンアップでは、FH54/ETのCPU性能が向上し、光学ドライブがDVDスーパーマルチからBDXL対応Blu-ray Discドライブとなった。

 FH56/EDの主な仕様は、CPUがCore i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz)、メモリ容量が4Gバイト、HDD容量が2Tバイト、光学ドライブはBDXL対応Blu-ray Discドライブ、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000となる。液晶ディスプレイの最大解像度は1600×900ドットだ。インタフェースは上位モデルとほぼ共通で(HDMI入力端子は搭載しない)上位モデルで実装された「長時間15倍ダブル録画」機能を実装する。

 FH54/ETの仕様は、FH56/EDと比較するとCPUがCore i3-2330M(2.2GHz)、HDDの容量が1Tバイトとなり、長時間15倍ダブル録画には対応しない。

photophotophoto FH56/EDのカラーバリエーションはシャイニーブラック、ワインレッド、スノーホワイトの3色で、FH54/ETのカラーバリエーションはシャイニーブラックとスノーホワイトの2色となる

 このほか、全機種共通で新デザインのキーボード「ナチュラルフィットキーボード」を採用し、電源をオンにしてから最短6秒でデスクトップが表示される「クイックスタート」機能を搭載するなど、細かいブラッシュアップも行われている。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)で、オフィススイートはOffice Home and Business 2010となる。

 富士通直販サイト「WEB MART」のカスタムメイドモデルでは、CPUをPentium B950に変更できるほか、グロッシーキーボードなどを選択できる。上位モデルでは、3D対応やタッチパネルの有無も選択可能だ。

FMV ESPRIMO店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
ESPRIMO FH FH99/EM 液晶一体型 Core i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz) 8GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 26万円強
FH98/EM 液晶一体型 Core i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz) 8GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 26万円強
FH77/ED(3色) 液晶一体型 Core i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz) 8GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 25万円前後
FH56/ED(3色) 液晶一体型 Core i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz) 4GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 19万円強
FH54/ET(2色) 液晶一体型 Core i3-2330M(2.2GHz) 4GB 1TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 16万円前後
FMV ESPRIMO店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
ESPRIMO FH FH99/EM 23型 1920×1080 Intel HM65 BDXL対応Blueray Disc Intel HD Graphics 3000 3波デジ×2/Office Home and Business 2010 約10.3キロ
FH98/EM 23型 1920×1080 Intel HM65 BDXL対応Blueray Disc Intel HD Graphics 3000 3波デジ×2/Office Home and Business 2010 約9.9キロ
FH77/ED(3色) 23型 1920×1080 Intel HM65 BDXL対応Blueray Disc Intel HD Graphics 3000 3波デジ×2/Office Home and Business 2010 約10.4キロ
FH56/ED(3色) 20型 1600×900 Intel HM65 BDXL対応Blueray Disc Intel HD Graphics 3000 3波デジ×2/Office Home and Business 2010 約6.7キロ
FH54/ET(2色) 20型 1600×900 Intel HM65 BDXL対応Blueray Disc Intel HD Graphics 3000 地デジ×2/Office Home and Business 2010 約6.7キロ

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