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» 2011年10月07日 13時34分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2011:タブレットやスマートフォンでも「触れずに操作」――村田製作所の光インタフェース

CEATEC JAPAN 2011の村田製作所ブースでは機器に触れずに操作を行う、非接触型インタフェースを展示している。赤外線や超音波を使って、指や手の動きを検知する仕組みだ。

[池田憲弘,ITmedia]

 村田製作所は、機器に触れずに指を動かすだけで操作を可能とするモーションセンサーをCEATEC JAPAN 2011で出展している。そのセンサーは「光インタフェース」と「表面実装型超音波センサー」の2種類が展示されている。

photo ブースではセンサーを用いたデモが行われている。タブレットの下にあるセンサーの前で指を左右に動かすと、画面内のカーソルが左右に動く。センサーのサイズは5(幅)×4.5(奥行き)×1.2(高さ)ミリと非常に小さい

 光インタフェースは、センサーから赤外線を発してから、手や顔などで反射して返ってくる赤外線を検知するまでの時間差によって、手や顔などの座標を特定する仕組みだ。スマートフォンやタブレット端末の近くで指を動かすだけで、ページめくりや画面サイズ調整などの操作ができる。モーションセンサーであると同時に、端末と他の物体との距離や周囲の明るさを検知するセンサーの機能も持っており、1つのセンサーで複数のデータを取れるのも大きな特徴だ。

 センサーからの高さも判別できるため、手を近づけたり遠ざけるという動作で操作を行える。ブースではセンサーを用いたデモが行われており、光インタフェースの体験ができる。液晶一体型PCでも手の動きで操作ができるようなモデルがあるが(例:富士通の「ジェスチャーコントロール」)、それとは全く違う仕組みとなっている。

 「液晶一体型PCなどで手の動きに合わせて操作ができるのは、搭載されているカメラの画像認識によるものです。光インタフェースは赤外線を使うので出力や検知範囲が狭いですが、センサーのサイズが小さくて済むので、小さな端末にも搭載できる。画像認識との住み分けはできると思います」(説明員)

photo 表面実装型超音波センサー。本体サイズは4(幅)×4(奥行き)×1.1(高さ)ミリ。ブースではセンサーの展示のみでデモはなかった

 表面実装型超音波センサーは、指の座標を超音波で計測する。光インタフェースと同じように超音波を障害物に当て、その反射波を検知して距離を算出するというものだ。本体サイズは4(幅)×4(奥行き)×1.1(高さ)ミリで、100センチまでの距離ならば物体を検知できるとしている。ブースではセンサーの展示のみでデモは行われない。

 このような非接触型のインタフェースが可能となると、手袋をつけたままだったり、ぬれた手でもスマートフォンやタブレット端末の操作ができるようになる。静電式のタッチパネルの弱点を補うことで、端末の利用シーンが今後さらに広がっていくだろう。

 このほか、表面を押す力加減を測定して操作に反映できるタッチパネル「タッチプレッシャーパッド」や厚さわずか1.2ミリの圧電スピーカーなど、スマートフォンやタブレット端末向けの先端技術が多数展示されている。

photophoto 「タッチプレッシャーパッド」(写真=左)と「圧電スピーカー」(写真=右)の展示

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