加えて、本体設計についても言及があった。「ハードウェア設計についてですが、電源回路にも力を入れています。GeForce GTX 560搭載カードのN56GSO-1GIはGPU回りに6フェーズ、GeForce GTX 580搭載カードのGV-N580SO-15Iは12フェーズもの回路を装備しており、安定したGPUへの電源供給が可能です。さらに各回路には、負荷を知らせるLED灯を備えています。ユーザーが視覚的に状況を判断できるので、よりオーバークロックもしやすいでしょう」(倉本氏)。
また、イテン・ツァイ氏は、GV-N580SO-15Iについて「同カードは、マザーボード製品にも採用されている『Dual BIOS』を備えています。通常のBIOSのほか、オーバークロック用のBIOSが用意されており、特長としてプロのオーバークロッカーを悩ませる“コールドバグ”(液体窒素を使った超低温冷却によりGPU性能が逆に低下、もしくは停止するバグ)対策を行っています。また、2つのBIOSはカードに搭載された“スマートスイッチボタン”により、ワンタッチで切り替えることができます」とコメント。
そのほか、同社開発のオーバークロック用ソフトもアピール。実際にツールを使用したデモを行い、手軽にオーバークロックが楽しめることを示していた。
最後は、NVIDIA Japanテクニカルマーケティングエンジニアのスティーブン・ザン氏がマイクを取り、世界各地で開催されているゲームショウやeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)大会を紹介した。
また、9月末よりオープンβテストが始まった注目度の高いFPS「Battlefield 3」(11月2日発売予定)についてスティーブン・ザン氏は「同ゲームのオープンβテスト用にGeForceドライバを新たにリリースしました。テストプレイ時、「285.27」と比べ、最大38%パフォーマンスがあがるので、まだ導入していない方は是非使用してみてください」とコメントしていた。
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