クアッドコアCore i7で最強レッツに!──パワフルなB10で思いっきり働けクアッドコアCPUで約2倍の性能向上を実現!(2/3 ページ)

» 2011年10月11日 10時00分 公開
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クーラーユニットと基板を大幅に見直してクアッドコアCPU搭載を可能に

 パナソニックの開発者は、このクアッドコアB10プレミアムエディションを大きなチャレンジと考えて開発に取り組んだ。その最も大きな成果といえるのが、CPUの消費電力と放熱だ。レッツノートB10が搭載していたCore i5-2540M、そして、プレミアムエディションのCore i7-2640Mは、いずれもデュアルコアCPUであり、TDPは35ワットにとどまっていた。しかし、今回のモデルでは、クアッドコアのCore i7-2675QMを採用しただけでなく、TDPも従来の35ワットからインテルのモバイル向けCPUでは最も大きい“45ワット”に及んでいる。

 すでに、消費電力や放熱効率をぎりぎりまで追い込んでボディや基板の設計が行われているレッツノートシリーズにおいて、この10ワットという差はかなりの大きな制約となる。そこで、今回の開発では、まず新たに専用の基板を設計することから開始した。従来のレッツノートB10は、レッツノートS10と同系統の基板を搭載していたが、クアッドコアCPU搭載モデル専用の基板を用意することで、レッツノートB10には不要な部分を極限まで排除した。さらに、LAN周りの部品などをメインボードの外へ出すことで、限られたスペースの中で追加部品(電源回路など)を収めることに成功している。

TDP 45ワットのCPUを搭載するクアッドコアCPU搭載対応B10と従来のB10で基板を比較する。左がクアッドコアCPUを搭載するために新しく開発した基板だ。クーラーユニットのジャケットはアルミダイキャストを採用し表面には放熱効率を高める突起を設けている。また、基板は電源回路周辺の変更に伴い、LANコントローラのレイアウトや基板形状も変わるなど、意外と数多くの変更が施されている

 また、放熱対策として、CPU上の受熱ユニット、そして、放熱フィン、排気口などに関しても、大幅に変更を加えた。まず、受熱ユニットに関しては、CPUに直接触れるジャケット部分に銅チップを埋め込むとともに、アルミダイキャストのヒートシンクを新たに採用した。多数の放熱突起を施すことで、CPUの熱を効率よく排気部の放熱フィンへ伝えている。また、放熱フィンに関しては、材質をアルミから銅に変更するとともに、効率よく排熱が行われるよう、ピッチを従来の1ミリから0.8ミリへと狭めた。

 このフィンのピッチに関しては、従来からわずかの変更に思うかもしれないが、技術的には非常に困難であり、しかも、このわずかな差があってこそ、同じ風量で従来よりも多くの排熱が可能なる。もちろん、風量についても可能なかぎり大きくできるよう、排気口の開口面積を広げている。ファンの動作音に関しても、従来と感覚的にほぼ変わらないレベルを維持できている。

省電力が求められるイマドキのノートPCでは、いかに強力な性能を有するクアッドコアCPU搭載のレッツノート B10でも高度な電力管理機能は必須だ。当然ながら、ピークシフト機能に対応したユーティリティを導入して、供給電力の自動切換えやスケジュールの設定が可能になっている

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提供:パナソニック株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年11月10日

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