「小さいは正義」――標準より6センチ短いGTX 560 Tiカードが話題に古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2011年10月11日 11時14分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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ATXマザーに対応したスリムタワーケース「SARA3」が登場

サイズ「SARA3」

 コンパクトさは、マシン全体の大きさを決定づけるPCケースでも重視される。その中でも、先週注目を集めていたのは、スリムなATXケース「SARA3」だ。電源なしで価格は5000円弱。在庫は潤沢だ。

 SARA3は100(幅)×465(奥行き)×高さ360(高さ)ミリのスリムタワーケースで、mini-ITXとmicro ATX、ATXサイズのマザーボードを固定できる。ケース前方上部にドライブベイをまとめており、前方下段にATX電源を配置するデザインを採用、後方はマザーで埋まる構成になる。幅が100ミリのため、拡張カードはロープロファイルタイプのみ装着可能だ。左側面パネルは、電源とCPU、拡張ボードエリアがメッシュになっており、直接放熱できる。

 入荷したソフマップ秋葉原本館は「micro ATXよりもATXマザーのほうが、USBやSATAポートが多かったり、デュアルギガビットLANやレガシーポートを載せたりするなど、オンボードの機能も充実している場合が多いです。このため、拡張カードはそれほど挿さないけど、ATXマザーを使いたいという人も少なくないんですよね。それでいてコンパクトにまとめたいという場合にオススメです。SARAシリーズ自体、すでにスリムATXの定番ですから」と評価していた。

 SARAシリーズは、2009年の「SARA」、2010年の「SARA2」と1年ごとに新モデルが投入されてきた。SARA3は前モデルから、フロントにファンの回転数やセンサーを張った場所の温度を表示するLEDモニターを加えたのが主な進化点だ。

 TSUKUMO eX.は「奥行き14センチの電源を使えば、26.5センチまでの拡張カードが挿せます。まあ、ロープロファイル対応なのでそこまでの長さは不要でしょうけど、パーツを選べば、そこそこハイスペックなマシンが無理なく組めるでしょう。大きさぴったりのパーツをそろえるのも楽しいものですよ」と、条件が厳しくなるほどに燃えるマニアの心をのぞかせていた。

SARA3の内部(写真=左)。フロントのLEDパネル(写真=中央)。液晶ディスプレイのような薄さの外箱(写真=右)

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