富士通、企業向けモデルに“世界最小クラス”デスクトップPCを投入

» 2011年10月12日 18時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

 富士通は10月12日、企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」とノートPC「LIFEBOOK」、全8シリーズ39機種を発表した。同日より販売を開始し、10月下旬より順次出荷する。新モデルでは主にCPUやメモリなどの基本性能を強化したほか、ESPRIMOにおいて「ウルトラスモール型新筐体」を採用した新シリーズが投入された。

photo 同社が“世界最小クラス”をうたうデスクトップPC「ESPRIMO B531/D」

 同社が世界最小クラス(2011年10月11日現在、Core iシリーズCPUを搭載したデスクトップ型PCのボディ容積において。富士通調べ)をうたう「ESPRIMO B」シリーズは、コンパクトなPCケースを採用する「ESPRIMO D」シリーズに比べ、設置容積を約85%削減(ESPRIMO D581/Dと比較)したのが特徴だ。またTDP35ワットのCPUであるCore i3-2120T(2.6GHz)を使用しており、ESPRIMO D581/Dと比べて消費電力が約41%低い。

 「ESPRIMO D」シリーズは、vProに対応する「D751/D」とvProに対応しない「D581/D」の2モデルを用意し、搭載CPUが異なる計9機種を投入する。液晶一体型の「ESPRIMO K」シリーズは搭載CPUがCore i5、Core i3、Celeronの3機種となる。デスクトップPCはすべての新製品に「ディスプレイの電源を切る」ユーティリティをプリインストールする。画面上のアイコンをクリックするだけでディスプレイの電源をオフにでき、消費電力を大幅に削減できる。

photo 「LIFEBOOK E741/D」

 ノートPC「LIFEBOOK」は、15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデルの「ESPRIMO E」シリーズ、「ESPRIMO A」シリーズ、13.3型ワイド液晶ディスプレイモデルの「ESPRIMO S」シリーズ、12.1型ワイド液晶ディスプレイモデルの「ESPRIMO P」シリーズ、タブレットPCとして利用できるコンバーチブルタイプである「ESPRIMO T」シリーズの合計5シリーズを用意する。

 全モデルで待機電力を大幅に削減した「ゼロワットACアダプタ」を選択可能としたほか、設定した時間帯にACアダプタからの給電を止める「ピークシフト」機能を全機種対応とするなど、消費電力の低減に注力している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  3. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  4. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  5. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー