さらに、PCケースは、当初のSCY-T66-BKから価格が倍以上するシルバーストーンの「SST-TJ08B-E」にチェンジ。佐々木氏は「PC自作を常日ごろからやっている方ならいいのですが、ライトな方だと一度マシン本体を組んだら、メモリや拡張カードを増設する程度はしても、本体ごと取り替えるような拡張はあまりしないんですよ」と話す。
重ねて、「長く使ってもらうためにも、PCケースはよりよいものを選択してほしい。さらにいえば、エアフローと拡張性が一定以上あるなら、後は見た目で選んでください。やっぱりクリエイティブなことを始めて、さらに続けてモチベーションを保つには気分も大事だと思うんですよ。手間を考えると、PCケースはそうそう変えられないですし、常に目にするものなので、金額や機能だけではなく、自分好みのものを購入してください」とコメントした。
そしてマシン本体最後の変更として、電源をZE-550TFからクーラーマスターの「RS450-ACAAD3-JP」に、HDDをWD10EALXから日立GSTの「0S03385」へと変更した。
「電源なんですが、今回の構成はグラフィックスカードを含んでいないため、容量はあまり大きくなくても大丈夫です。ゲームをするためにハイエンドのグラフィックスカードを挿すというなら別ですが、例えば将来3Dグラフィックスをやりたくなり、その補助としてミドルレンジクラスのカードを増設する程度なら450ワットもあれば十分です」(佐々木氏)。
HDDについては「先ほども言った通り、画像関係のソフトというのはメモリをよく占領するのですけど、物理メモリが足りなくなるとストレージに仮想領域を作って、足りないメモリ容量を補うんです。メモリ不足になる可能性を考慮すると、より高速なHDDがほしい……まぁダメ出しというほどのことではないですが、容量は1Tバイトそのままで、より高速な1枚プラッターのHDDをチョイスしました。本当は状況にあわせて、メモリを増設したりSSDを搭載したりするのがベストなんですけどね」とアドバイスをくれた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.