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» 2011年10月27日 20時53分 UPDATE

FPD International 2011:目指すは「裸眼3D×タッチパネル」――裸眼3Dディスプレイの応用を探る

2010年に東芝から「グラスレス3Dレグザ」が発表されてから1年、2011年のFPD Internationalでは東芝モバイルディスプレイが同様のディスプレイを展示している。テレビやPC以外に、タブレットでも裸眼3Dディスプレイとしての用途を探っているようだ。

[池田憲弘,ITmedia]
photo FPD International 2011の東芝ブース

 フラットパネルディスプレイの総合技術展「FPD International 2011」(2011年10月28日まで、パシフィコ横浜)で、東芝モバイルディスプレイが12.1型の裸眼3D立体視対応のディスプレイを展示している。9視差インテグラルイメージング方式を採用しており、9つの映像をリアルタイムに生成する。3D解像度は466×350ドットだ。

 このディスプレイはすでに「グラスレス3Dレグザ」において使用されているものだが、同社では、これをタブレットPCに組み込むことを前提に開発しているようだ。「インタラクティブな操作に対応するのが目標」(説明員)ということで、推奨視聴距離は約60センチほど。将来的にはタッチパネル機能の導入も考えているという。このディスプレイを搭載した端末が発売される時期は未定としており、「ベンダー次第の部分はある。また、ニーズがあるかどうかも重要」(説明員)とのことだ。

photophoto 裸眼3D立体視対応の12.1型液晶ディスプレイ。こちらは個人向けの用途を想定しており、3D視聴可能な視野角は約40度。インテグラルイメージング方式だが、複数人での視聴には対応しない

 このほか21型ワイドの液晶ディスプレイも展示されている。こちらはPCやサイネージへの応用を視野に入れて開発中だ。3D解像度は1280×800ドットとなる。2011年10月現在は医療用などの企業向けの商品への導入が進んでいるが、コンシューマー向けに提供されるめどは立っていないという。これについてブースのスタッフは「まだコストが高いため。例えばこのパネルも2万円、3万円台では買えないですし」と述べた。今後、業務用としてでも生産量が増えればコストが下がり、コンシューマー向け製品に使用される可能性が出てくるだろう。

photophoto 21型ワイドのディスプレイ。インテグラルイメージング方式の特徴として、視聴者の視点移動に応じて映像の見え方が変化する「運動視差」に対応しており、複数人での視聴が可能ということが挙げられる
photophoto インテグラルイメージング方式の説明と仕組み

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