お客様も驚いた発色と色持ちの良さ、顧客とお店を結ぶ戦略的ツールに――みかわや 鐘ヶ渕店(東京都墨田区)活用事例レポート Satera MF8380Cdw【スーパーマーケットチェーン】

» 2011年11月14日 10時00分 公開
[食品商業 編集部,商業界]
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地域密着型スーパー。スタッフの笑顔とPOPで明るい雰囲気づくり

 株式会社みかわやはスーパーマーケットチェーンとして東京・下町を中心に9店舗で展開している。全店とも地域密着型を目指しているのが特徴で、今回、A4カラーレーザー複合機「Satera MF8380Cdw」を導入した鐘ヶ渕店は1996年にオープン。半径500メートル以内の居住者を商圏とし、顧客の約7割が地元で暮らす高齢者だ。

 

 ほとんどの顧客は歩いて来店し、必要な商品を使える分量だけ買うため、郊外型店舗に比べると来店頻度が高い。その結果、スタッフと顧客が顔なじみになり、店長の加藤義則氏も地域の有名人なのだとか。

 「一人暮らしで、買い物が唯一のコミュニケーション機会というお客様も多い。それだけに、いつも温かい雰囲気の中で楽しくお買い物をしていただきたいという気持ちは強いですね」(商品部バイヤー鈴木太一氏)

 そのために本部としては現場従業員が元気良く働ける環境作りを心がけてきた。「スタッフが暗い表情をしていたら、お店の空気も暗くなってしまう。まずは働く人の笑顔。さらに、お店の雰囲気づくりの中で重要視しているのがPOPです」(鈴木氏)と言う。

POP作成で、プリント品質の高さと色持ちの良さを実感

 A4カラーレーザー複合機「Satera MF8380Cdw」で作成したPOPに変更してすぐ、女性客から「印刷を変えたの? すごくキレイで、見やすくなったわね」と言われて加藤店長は驚いた。「すごいな、お客様ってちゃんと見ているんだなあ、と、何だか恐いような気分がしました。特に色が美しい点は、私も印刷してすぐに感じました。明らかに従来とは違います」(加藤店長)

 チラシは黄・赤・黒の発色が重要。特に黒は、薄炭の黒からとろりとした濃い黒まで表現の幅が広い。「Satera MF8380Cdw」はそうした違いをプリントすることが可能だ。お客様にほめられたPOPは黄色の炎をバックに商品名と価格を黒で印字したもの。従来のプリンタではバックの黄色がぼやけてしまっていたが、「Satera MF8380Cdw」では背景の黄色と文字の黒がにじまず、くっきり印刷できる。

 「色が良いだけでなく、色持ちが良い。外に長く貼っておくと、紫外線で焼けたり色が抜けて白っぽくなりますが、『Satera MF8380Cdw』でプリントしたものは変化しません。従来品に比べると2倍以上、長くもつ印象です。だから、何回も同じPOPを作る必要が無くなりました」(加藤店長)

多彩な機能、立ち上がりの速さ、高い操作性で業務を効率化

株式会社みかわや 鐘ヶ渕店店長 加藤義則氏

 鐘ヶ渕店ではもともとスキャナがなく、手描きPOPなどの画像情報をPCに取り込むことができなかった。また、FAXとコピー機は別々に置かれており、狭いバックヤードのスペースを占領していた。さらにプリンタも片面印刷機だったので、POPを店内に吊して利用する場合、2枚印刷していちいち貼り付ける作業が面倒だったと加藤店長は言う。

 「スキャナはこれまで使ったことがなかったので、最初にこの機械を使って、画像を取り込めるって本当に便利だな、と実感できました。また、両面印刷も一度にパパッとできる。吊り下げPOPは風で裏返っても見えるよう、両方同じ絵を貼り付けていたのですが、両面印刷により一回の作業ですむようになりました」(加藤店長)

 立ち上がりの速さも業務効率アップの大きなポイントだ。「お店を開けて、『あ、このPOPが無い』ということもたまにあるので、すぐに作成できて助かりました。コピーも電源を入れてすぐに使える。たった何秒かの違いでしょうが、その分、お客様を逃がすことになる。それを考えたらこの数秒は貴重です」(加藤店長)

 また、パソコンや複合機に慣れていない女性パートさんにも「Satera MF8380Cdw」の高い操作性は好評だったという。消耗品の交換時や紙が詰まった時もパネル上のアニメーション表示でわかりやすく解説してくれるし、実際、交換も前面操作で簡単にできるので安心して利用できる。以前と違い、「誰か来て」と呼ばれるたびに作業が中断することも無くなった。

 

効率の良いメール配信に「Satera MF8380Cdw」のスキャナを活用

株式会社みかわや 商品部バイヤー 鈴木太一氏

 地域ナンバーワン店を目指してきた同店では、「みかわや」の店名にちなみ、毎月3のつく日を特売日に設定し、定期的にセールを行っている。その他、来店機会を増やすために、新聞の折り込みチラシで特売情報を発信してきたが、年々、このチラシの効果が出にくくなってきた。

 「新聞購読数が減る一方で、携帯電話の所有率はほぼ100%となっています。チラシに代わるツールとして、店舗からの安売り情報をメールで直接お知らせしたい、と考えるようになり、昨年3月から配信サービスをスタートしました。現在、試行錯誤しながら、みかわやの6店舗で実施しています」(鈴木氏)

 この配信サービスにも「Satera MF8380Cdw」が威力を発揮している。手描きのPOPであっても、スキャナで読み込んで、パソコンにデータとして取り込み一斉配信しているのだ。「作業効率がアップすることで、本当にやるべき本来の仕事ができるようになりました」(鈴木氏)

 「お客様に個別に配信することで、親近感をアップさせて、より親しみやすいお店づくりを期待しています。また、『Satera MF8380Cdw』により、メールで配信したのと同じ色とデザインのPOPが店内に登場することで、『安いのはこの商品だった』と、すぐにわかるようになりました」(鈴木氏)

 今回、A4カラーレーザー複合機「Satera MF8380Cdw」の導入が店舗に与える影響は大きいと改めて感じたと鈴木氏は言う。特にコスト面ではFAXもコピーも消耗品が一種類ですむため、消耗品在庫を減らすことができる。「使い方を工夫すればもっともっと便利な戦略的ツールになるでしょう。もっとその効果を実感してみたい」と語ってくれた。

 顧客とお店をつなぎ、活気ある雰囲気をもたらすPOPのクオリティアップはもちろん、その作成作業を効率化し、コストを削減する―――「Satera MF8380Cdw」が、地域密着型スーパーのバックヤードで活躍している。

 

月刊「食品商業」編集長 三浦美浩氏

月刊「食品商業」編集長 三浦美浩氏

 これからのスーパーマーケットは、画一的な店舗運営から、地域の特性や周辺の住民のニーズに対応した店舗運営が売上アップのカギを握ります。

 店の地域特性や顧客層に合わせた、POPやチラシなどで、お客に対して有益な情報を分かりやすくタイムリーに伝えることがより重要になるでしょう。特に高齢者などには見やすく、分かりやすいPOPやチラシは大切です。文字の大きさ、色どりなどを考えた販促物づくりは欠かせません。

 その意味で、店舗ごとに自店の顧客層にあわせることができるツールは有効でしょう。




店舗データ
店舗名 株式会社みかわや 鐘ヶ渕店
所在地 東京都墨田区墨田5-45-7
オープン 昭和49年7月開店
店舗面積 120坪
従業員数 従業員7名 パート25名
営業時間 9時30分〜20時
本部データ
企業名 株式会社みかわや
所在地 東京都葛飾区東四つ木3-44-10
店舗数 「スーパーみかわや」9店舗

問い合わせ先
キヤノン株式会社 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンお客様相談センター 電話番号050-555-90024

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提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年12月13日