グラフィックスカードで注目を集めていたのは、短い基板のGeForce GTX 560(Ti)モデルだ。先週は玄人志向から、GTX 560搭載の「GF-GTX560-E1GHD/SHORT」が1万7000円弱で登場。「従来品より43ミリ短いショート基板」(同社)を採用しており、クーラーも独自デザインを採用している。クレバリー1号店は「小は大を兼ねるといいますか、同じ性能ならマシン内部の取り回しに有利な短いカードが売れます。最近は小型ケースが人気ということもあり、その傾向が強いかもしれません」と話していた。
短い基板のグラフィックスカードといえば、10月初旬に登場したエルザのGTX 560 Tiカード「GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB」が話題を呼んだが、先週はZOTACからバトルフィールド3(BF3)パッケージの同GPU搭載モデル「ZT-50312-10M」が登場している。価格は2万1000円前後。実測で18センチ強の短い基板を採用しているのが特徴だ。
ただし、この製品には“裏事情”があるそうだ。入荷した某ショップは「10月後半にBF3パッケージではない同じ型番のカードが出回ったんですけど、短い基板に長めのクーラーを搭載した不思議な仕様だったんですよ。それは工場出荷時の手違いだったのか、今回の短いモデルの登場と並行して回収されたようです。こういうこともあるんですね」と明かしてくれた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.