キーボードは、アイソレーションタイプで、キートップのサイズは15×15ミリ、キーピッチは約18.5ミリ(キー間距離は3.5ミリ)とゆとりがある。13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPCなので、フットプリントによる制約は少ないはずだが、キーボードの周りに“空き地”を設けたため、「半角/全角」「¥」「Enter」が縦に細長くなっているほか、「Back Space」と「¥」、「Enter」と「]」、「右Shift」と「バックスラッシュ」のそれそれが、“アイソレーション”となっていない。評価作業で文章入力を行ってみたが、「Enter」に慣れるまで時間がかかった。打鍵感を重視というユーザーなら、店頭で200文字くらい入力して使い続けられるか否かを確認してから購入の是非を考えたいところだ。
タッチパッドは、クリックボタンとタッチパッドエリアが一体になったタイプだ。一体型だからといって困ることもないほどに使いやすく、作りも丈夫で長持ちしてくれそうな印象だ。
液晶ディスプレイは、サイズが13.3型ワイドで解像度1366×768ドットのグレアタイプだ。評価機では、ヒンジの固定がややゆるく、乗り物の移動では液晶ディスプレイがグラついて利用は厳しい。とはいえ、電車程度の揺れなら耐えられる。
ACアダプターは、本体のサイズが95(幅)×50(奥行き)×24(厚さ)ミリとコンパクトで重量も実測302グラムと軽い。が、ACケーブルがデスクトップPCでおなじみの太さで重くかさばるのが難点だ。
薄型ボディのノートPCを使うユーザーにとって、ボディ表面のどこに熱を持つかは使い勝手に大きく影響する。背面もキーボード面も高温になるノートPCを使うときの不快さは多くのユーザーが理解できるだろう。評価機材でベンチマークテストを走らせて表面温度を確認したが、キーボード面はほとんど熱をもたず、背面は排気スロット周辺で35度前後といった結果だった。キーボード面もわずがに熱をもつが、体感で高いと思ったエリアでも30度前後だ。本体を膝に乗せて利用した場合でも、熱を意識することはほとんどなかった。
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