abeeはHTPC(ホームシアターPC)向けの横置きケースでも、フロントに吸気穴を並べたmicro ATXケース「AS Enclosure R1」を投入している。約30センチのグラフィックスカードや、最大4基の3.5インチHDDが搭載できる仕様で、ボディサイズは439(幅)×349(奥行き)×138(高さ)ミリとなる。価格は3万円弱だ。クレバリー1号店は「フロント吸気がここまでしっかりしたHTPCは意外とないので、がっつり熱処理が必要なハイエンド構成の横置きマシンにオススメです」と話していた。
一般的なATXケースでも、ハイエンド構成向けモデルが人気を集めていた。XL-ATXマザーに対応するクーラーマスターのタワーケース「CM Storm Trooper」で、価格は2万円弱だ。内部前方に9段の5インチベイを走らせており、うち3基を使う着脱式の3台用HDDベイユニットが2つ用意されている。また、前面には、2.5インチのSATAドライブが着脱できる「X-dockスロット」を備えているのもポイントだ。背面ブラケットは横9段と拡張用の縦1段を備える。
フェイス秋葉原本店は「HDDベイユニットは装着する向きが変えられるので、フロント吸気と左側面吸気が選べるといった特徴もあります。そのほか、外部をラバー塗装するなど、ディテールまで凝った造りになっているので、2万円の価格も安く感じるくらいです。Sandy Bridge-Eに向けた、クーラーマスターの注力モデルだと思いますよ」とプッシュしていた。
そのほかにも、静音性を意識したドア付きATXケース「Silencio 450」や、フロントにUSB 3.0ポートを用意した「CM690II PLUS REV2」のNVIDIAカラーモデルなど、クーラーマスター製ケースが一斉に出回っている。価格は順に9000円弱と1万5000円弱だ。
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