最後に加治佐氏が、電力消費可視化への取り組みについて説明した。マイクロソフトが社内で使用する可視化プログラムでは、フロア別のランキングに加え、部署別のランキング(1人当たりの消費電力)を見ることができる。1フロアあたり10〜12個程度の電流測定のセンサーを設置しており、フロア内のエリア別消費電力を把握する仕組みだ。
消費電力可視化の効果について加治佐氏は「フロア/エリアごとの電力消費量の詳細を可視化したことで、社員の意識が変化し、さらなる省電力化対策を取りやすくなった」と述べた。このプログラムについてはすべてのコードと技術情報を開示し、社外にも提供する。2011年12月上旬に公開するという。
今後、パートナー企業と連携してソリューション化し、法人や自治体にむけて提供するほか、マイクロソフトの海外法人へ紹介し、海外へ広めることも検討しているという。特にアジア地域の法人が高い関心を寄せているということだ。
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