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» 2011年11月30日 20時35分 UPDATE

東京モーターショー2011:「渋滞っぽい……」 クルマが勝手に自分の気持ちを“つぶやく”アプリ

東京モーターショー2011の併設展「SMART MOBILITY CITY 2011」で、周囲の環境や運転状況をもとに、自動車が自分の気持ち(?)を“つぶやく”サービスを展示している。

[池田憲弘,ITmedia]
photo ITS JapanはITS普及のために活動するNPO法人だ。ITSとは「高度道路交通システム」のことで、人と道路と自動車の間で情報の受発信を行い、さまざまな道路情報を収集/管理するシステムの総称。多発する事故や渋滞、環境問題などの解決を目指す

 東京ビッグサイトで開催している「第42回東京モーターショー2011」の併設展「SMART MOBILITY CITY 2011」では、次世代自動車とそれを取り巻く社会システムを紹介する展示が行われている。ITS Japanのブースでは、自動車の運転状況をもとに、Twitterに登録した自車のアカウントが勝手に「渋滞っぽい」などと“つぶやく”サービスを参考展示している。

 運転状況は、GPSや車速、エンジン回転数やブレーキ動作などの車両情報から分析する。例えば、ブレーキをひんぱんに踏んでいれば渋滞の可能性が高い、スピードが出ていて加速していれば道路が空いている、継続的にワイパーを使用していれば雨が降っている、といった具合だ。分析したデータをスマートフォンに送信し、車に割り当てられたtwitterアカウントが「雨が降ってきたかも?」などとつぶやく。付近を走る車両のつぶやきを見られる機能も備える。

photo サービスの説明。提供元はトランソニックシステムズ

 車両情報やつぶやきはサーバに蓄積され、渋滞などの道路状況や気象情報などのデータに変換し、民間企業に提供する。「急ブレーキが多発している場所は、交通事故が起きやすい危険なポイントとして知らせることもできる」(説明員)そうだ。

 自動車が発するつぶやきは、あらかじめアプリ側で定型文を用意する。開発当初は、各ユーザーが設定するという方法も候補に挙がったが、自分で設定したつぶやきが表示されても、大して面白くないということで、見送られたという。「こんなつぶやきもあるのか、というように珍しいつぶやきを発見するという楽しみが増えると思います」(説明員)

 ブースでは、iPhoneを使ったデモが行われており、「早ければ数カ月後にはアプリをローンチできる」(説明員)という。「集合知を用いたサービスは、いかにユーザーを増やせるかがカギ」とのことで、Twitterとの連携もユーザーを確保するための“とっつきやすさ”を考慮した結果だという。

photophotophoto つぶやきの例。顔文字などが入ると、更に愛着が湧きそうだ(写真=左、中央)。付近を走るほかの車両のつぶやきも見られる(写真=右)

 第42回東京モーターショー2011およびSMART MOBILITY CITY 2011の一般公開は2011年12月3日から2011年12月11日まで。

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