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» 2011年12月07日 11時17分 UPDATE

ショップのダメ出し!:“Z68最強構成”から「BF3」向けマシンに最適化してくれ (1/3)

人気ゲームが続々と登場し、冬のボーナスが入る時期もやってきた。思い切りハイスペックなマシンが組みたくなるが、無意味な部分にお金をつぎ込んでも仕方ない。PC DIY SHOP FreeTの森田氏に、「Z68最強構成」からムダな肉をそぎ落としてもらう。

[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

金に糸目はつけないから、最強のゲームマシンを頼むよ

og_akibadamedasi_001.jpg 11月25日、PC DIY SHOP FreeTを訪れた

 今年の年末は、「バトルフィールド3」(以下、BF3)に代表されるような、マシンがハイスペックなほど高解像度で快適にプレイできるゲームが人気を集めている。そうした人気タイトルを想定してか、とある知人から「予算の上限は設定しないからさ、ゲームが超快適に遊べるマシンを作ってよ」と頼まれた。

 そこで彼にはオススメのマシン構成だけを伝授しようと思う。組んであげないのは、年末の忙しい時期に時間を割いてやる義理はない、という意味ではなく、自作マシンは自分で組み上げること自体がエンターテインメントであり、後のパーツ交換やメンテナンスなどのスキルを身につけておいたほうがいろいろと効率的という意味合いが強いから……そういうことにしておきましょうね、と。

og_akibadamedasi_002.jpg PC DIY SHOP FreeTの森田健介氏

 とはいえ、ゲームをまったくやらない筆者が安易にハイエンド志向の構成を組むと、必要以上に豪勢なマシンに行き着く気がする。何10万円かかったとしても、目的にあった相応の効果があるならアリだが、無意味な増強になるのはよろしくない。

 そこでベテランの自作PCパーツショップ店員さんにアドバイスを求めることにした。訪れたのはPC DIY SHOP FreeT。自発的にスーファミPCなどの小型改造PCを自作してきた、森田健介氏に話を聞いた。

とりあえず“強い”GPUとCPU、それを支える上質なパーツがあればいいんじゃない?

 ベースの構成は「ゲーマー向けのZ68最強マシン」をコンセプトに組んでみた。Z68=Sandy Bridgeマシンとしたのは、これがPCパーツショップで最も売れているプラットフォームであり、自作に不慣れな知人でも将来の増設や交換用パーツが調達しやすい環境を考慮したためだ。これを土台にして、無駄な予算を削った目的にフィットするパーツ構成に仕上げてもらう。

ダメ出し前のパーツ構成
パーツ 製品名 メーカー 単価(相場) 数量
CPU Core i7-2700K インテル 2万8000円 1
マザーボード Z68 Extreme7 Gen3 ASRock 3万円 1
メモリ CMZ8GX3M2A1600C9B(DDR3-1600 4Gバイト×2枚セット) コルセア 3500円 2
SSD RealSSD C300シリーズ 64Gバイト Crucial 9500円 2
光学ドライブ BDR-206MBK(BDXL-Rドライブ) パイオニア 3万円 1
グラフィックスカード GeForce GTX590 3072MB DDR5 ZT-50501-10P ZOTAC 6万9000円 1
PCケース CM690 II Plus rev2 クーラーマスター 1万4000円 1
電源 CMPSU-850TXV2JP コルセア 1万3000円 1
OS Windows 7 Proffesional 64bit DSP版(USBカードとセット) マイクロソフト 1万4000円 1
各パーツの単価は、自作PCパーツショップのネット通販サイトからおおよその相場としている(2011年11月末時点)

 マルチGPU構成の効果が出やすいBF3を想定して、グラフィックスカードは2GPU搭載のGeForce GTX 590モデルをチョイスした。さらにマザーボードは、4way-SLI構成への強化も考えて、PCI Express x16のレーン数が最大32レーンとなる「Z68 Extreme7 Gen3」とした。Z68は標準で16レーンまでしか対応しないが、主要なマザーベンダーの上位モデルはブリッジチップを介してレーン数を引き上げているのだ。

 この構成に相応するように、CPUはSandy Bridge最上位の「Core i7-2700K」とし、最近割安になっているメモリはDDR3-1600を4Gバイト×4枚で合計16Gバイトに。タイ洪水で高騰しているHDDは初期の構成から外して、起動ドライブ用のSSDはRAID 0を構築するべく、SATA 3.0対応で安価な64Gバイトモデルを2台そろえる。

 そのほか、電源ユニットは定格850ワットモデルで、PCケースは冷却性とメンテナンス性で定評のある「CM690 II Plus rev2」を選んだ。光学ドライブをBDXL-Rにしたのは、ちょっとした冒険だ。

 これらをまとめるOSは、4Gバイト以上のメモリが認識できてUltimateよりも安い「64ビット版Windows 7 Professional」。これで合計は22万4000円となった。マルチGPU構成のマシンとしてはそこまで割高感はないと自負するが、森田氏の目にはどう映るだろうか……?

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