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» 2011年12月12日 11時36分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「意外と安いです」 最大容量の4TバイトHDDが登場 (1/4)

HDDショックもどこ吹く風といった雰囲気を漂わせて4TバイトHDDが登場。今年最後の目玉アイテムといわれるX79版「RAMPAGE」も複数のショップに入荷している。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「3TバイトHDDの初回とほぼ一緒の値段」――日立の4TバイトHDDがデビュー

 先週は数多くの新製品の中で、日立のHDD「0S03361」とASUSTeKのX79マザー「RAMPAGE IV EXTREME」が突出して目立っていた。そのうち、多くのショップに意外性を持って迎えられていたのが0S03361だ。0S03361は、内蔵HDDの最大容量を更新する4TバイトのSATA 3.0モデル。32Mバイトのキャッシュを搭載し、4Kバイトセクタを最小単位とする「Advanced Format」を採用する。在庫はやや薄めで、価格は2万5000円弱から2万7000円弱となる。

og_akiba_001.jpgog_akiba_002.jpg 日立「0S03361」とドスパラ パーツ館のPOP

 意外といわれるのはこの価格だ。ドスパラ パーツ館は「1Tバイトプラッタを採用するモデルが増えていることから、近々4Tバイトモデルが登場するのはある程度読めます。でも、最近はタイ洪水の影響でどのHDDメーカーも大変な状況です。それなのに、いたって普通といいますか、むしろリーズナブルに思えるくらいの価格で登場したのが驚きでした」と語る。

 最大容量を更新した初のHDDは、容量単価が格段に高いのが通例だ。例えば、2007年3月に登場した初の1TバイトHDD「Deskstar 7K1000 HDS721010KLA330」は、320Gバイトモデルが1万円弱のころに5万円台前半だった。2009年2月デビューの2TバイトHDD第1号「WD CaviarGreen WD20EADS」も、1TバイトHDDが8000円前後になったところで3万5000円前後の値がつけられていた。2010年11月に発売された初の3TバイトHDD「WD CaviarGreen WD30EZRS」も、初回の価格は2万3000円から2万7000円の間。ちょうど2TバイトHDDの8000円切りが話題になっていたころで、「2Tバイトの1.5倍の容量で3倍の値段だから売れませんよ」(ツートップ秋葉原本店)と言われていた。

 しかし、今回登場した0S03361は、デビュー時の3TバイトHDDとほぼ同じ価格なうえ、他のHDDが軒並み高騰しているため、既存モデルとの容量単価差がほとんど見えなくなっている。先週末時点で、3TバイトHDDは最安クラスで2万円弱、2TバイトHDDは1万2000円前後だ。

 パソコンハウス東映は「ライン的にHDDショックの影響外にいたんですかね。初登場モデルとしては非常に割安なので、予想以上に売れています。いま大容量HDDがほしいなら、1台で2TバイトHDD 2台ぶんですし、ある意味かなりお買い得だと思いますよ」と話していた。

og_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpgog_akiba_005.jpg 初の1TバイトHDD「Deskstar 7K1000 HDS721010KLA330」の入荷を知らせる、T-ZONE.PC DIY SHOPのPOP。2007年3月撮影(写真=左)。初の2TバイトHDD「WD CaviarGreen WD20EADS」の入荷を知らせる、クレバリー1号店のPOP。2009年2月撮影(写真=中央)。初の3TバイトHDD「WD CaviarGreen WD30EZRS」の入荷を知らせる、ツートップ秋葉原本店のPOP。2010年11月撮影。容量単価に加え、“2.19Tバイトの壁”問題も敬遠される要因となっていた(写真=右)

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