「アキバでしか買えない」を増やしたい――すっごく小さいPCが登場古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2012年01月23日 11時48分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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「極限が欲しい人はぜひ予約を」――極小マシン「Sizka-SuperMicroDX」が話題に

ツートップ秋葉原本店のレジ前

 先週複数のショップで話題になっていたのは、ピノーの超小型マシン「Sizka-SuperMicroDX」だ。35(幅)×64(奥行き)74(高さ)ミリという、タバコの箱ともACアダプタとも形容される極小サイズのボックスに、FreeDOS込みのマシン一式が内包されている。価格は4万2000円強で、在庫は少数。受注販売の形式をとるショップもみられた。

 Sizka-SuperMicroDXは、CPUにVortex86DXを採用し、そのフラッシュ内にFreeDOSをインストールしている。メモリはDDR2を512Mバイト搭載しており、外部インタフェースは2基のUSB 2.0と1系統のアナログRGB出力、および1スロットのCFを備える。

 予約販売を受け付けているツートップ秋葉原本店は「プログラミング向きをコンセプトにしたマシンということです。ただ、CFからの起動もできるので、Windowsを稼働することもできると思います」と話していた。実際、Windows XPで稼働させているショップもあり、関心を寄せるユーザーの姿もみられた。

 また、Sizka-SuperMicroDXと同時期に、Atom D270を搭載した一回り大きい“超小型PC”「Sizka Folium(PNPC-STD2700-PNR1)」の展示機もみられるようになっている。こちらもまもなくの販売が予定されており、価格は5万円台半ばとされる。

 こうした小型マシンの需要について、某ショップは「アキバの中でもすごくニッチなので、売れてもたかが知れていると思いますよ。でも、大学の研究なんかと同じで、直接的にヒットしなさそうでも、アキバはこういう最先端のアイテムを押さえておかないとダメなんです。こういう、アキバでしか買えないものがたくさんないとね」と話していた。

ピノー「Sizka-SuperMicroDX」(写真=左)。ピノー「Sizka Folium(PNPC-STD2700-PNR1)」(写真=中央)。小型マシンのPOP(写真=右)

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