ユーザーの意見を反映した第4世代のLet'snote──「Let'snote SX1」説明会第4世代のキーワードとは?(2/3 ページ)

» 2012年01月25日 17時17分 公開
[長浜和也,ITmedia]

スマートフォンと連携した利用方法をユーザーに提案

 こうした、ボディとその内部の改良に加えて、ユーザーから要望の多かったスマートフォンとの連携も可能になった。この機能を利用するには、後日、パナソニックがWebページなどで配布するユーティリティをユーザーがダウンロードして導入する必要があるのに加えて、Let'snoteシリーズと連携できるスマートフォンが当面パナソニック製に限られるという制約がある(対応する製品のリストもパナソニックのWebページで公開する予定だが、具体的な日程は確定していない)。

 しかし、この連携機能が使えれば、PCに保存している対応ファイル(Microsoft OfficeのWord、Powerpoint、Excelで対応するファイル形式に加えてPDF)をアドホックモードで接続した無線LAN経由でスマートフォンにコピーして、スマートフォンからファイルを参照できたり、スマートフォンから休止状態、または、スタンバイ状態にあるPCに対して、Bluetooth接続でログインして復帰させてから、アドホック接続の無線LAN経由でリモートアクセスして、PCのデスクトップを操作できたりすることが可能になる。

 説明会では、スマートフォンから、スタンバイ状態にあるPCを復帰させ、デスクトップ画面からメールソフトを起動して送られてきたメールを確認する処理をデモで紹介した。

スマートフォンの連携では、PCに保存したファイルをスマートフォンにコピーして閲覧したり(写真=左)、休止状態、または、スタンバイ状態のPCをスマートフォンから起動したりできる(写真=中央)。説明会では、スタンバイ状態のPCをBluetoothで接続したスマートフォンで復帰させ、無線LAN経由でスマートフォンからPCのデスクトップにリモートアクセスしてメールを確認するデモが紹介された(写真=右)

ユーザーに合わせた柔軟なバッテリー構成も

 坂田氏は、標準構成で2種類のACアダプタと2種類のバッテリーパックが付属することにも触れている(なお、Let'snote SX1のエントリーモデルは標準バッテリーパック(S)のみ付属する)。ACアダプタは、重さ約0.2キロの通常タイプに加えて、重さ0.11キロのミニACアダプタを用意するほか、バッテリーパックでは、重さ約0.22キロの4セルタイプと、重さ約0.43キロの8セルタイプが付属する。坂田氏は、利用場面に合わせて、より適したACアダプタとバッテリーの組みあわせをユーザーが選択できる柔軟性を訴求している。

 このほかにも、Let'snote Jで導入したリーフキーボードの採用で、誤入力する回数がLet'snote S10から25パーセント減ったことや、解像度が1600×900ドットと大幅に向上した液晶ディスプレイ、720p動画によるビデオコミュニケーションが可能になったWebカメラの搭載などを、第4世代として登場したLet'snote SX1の特徴として取り上げている。

Let'snote SX1は2種類のACアダプタと2種類のバッテリーパックが付属する(写真=左)。この理由をパナソニックは、利用場面に合わせて使い分けたいユーザーの声に応えるためと説明する(写真=右)

ほかにも、Let'snote Jに導入され、Let'snote SX1で改良が施された新リーフ型キーボード(写真=左)や、従来モデルから1.7倍アップした高速起動(写真=中央)、そして、1600×900ドットと大幅に向上した解像度(写真=右)なども説明会で紹介している

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