エイゾウ まずはオレから言わせてもらうよ。FORIS FS2332のよさを一言でいうなら、“オールラウンドプレーヤー”だってこと。普通は静止画表示が得意なディスプレイと、動画表示が得意なディスプレイはイコールじゃなく、製品によって得手不得手があるんだけど、FS2332に限っていえば、これ1台でほとんどの用途をカバーできるんだ。
ナナコ どの辺りが“オールラウンド”なのよ?
エイゾウ 「FORIS」っていうのはエンターテインメント向け液晶ディスプレイのブランドだから、まず入力まわりの充実ぶりが違う。2系統のHDMIに加えて、DVI-DとD-Subの合計4系統も入力端子があるわけ。で、これで何ができるかっていうと、例えばウチの場合、2つのHDMIにプレイステーション 3とXbox 360、DVI-DにデスクトップPC、D-SubにiPad 2をまとめて接続できちゃう。
でもって、カードリモコンも付属しているから、手元でサクサク入力系統を切り替えながらゲームやPCを楽しめるんだ。PCで仕事してて休憩中にサクッとゲームしたり、PCで攻略情報見ながらゲームしたり、はたまたiPad 2のアプリを大画面で見たり、というのが“超”が付くほど楽になる。これは快適っていうか、液晶周辺が“オレの城”になる、そう男のロマンなんだな。直線的でシャープなボディと、3色の付け替えシートもいいだろ?
ナナコ うーん。オレの城とか男のロマンとか言われてもよく分からないけど、とりあえず2つのHDMIとリモコンはよさそうね。ディスプレイの着せ替えカラーシートっていうのも、ちょっとカワイイかも。
エイゾウ だろ? でも、入力系統が多かったり、リモコンが付属するディスプレイはほかにもある。FORIS FS2332で一番スゴイのは、独自の超解像技術“Smart Resolution”なんだ。こいつは名前の通り、“賢く”超解像処理をしてくれる技術で、静止画と動画で違った解像感補正を行って、細部をシャキッとクッキリ表示しつつ、やりすぎない自然な映像を再現してくれる。
ナナコ ああ、超解像技術ならわたしも知ってるわ。弟の家で超解像付きのディスプレイを見たことがあるもの。でも、動画と静止画を表示するのに超解像をいちいち切り替えたりして、何だかスマートなイメージじゃなかったのよね。テレビ向けの技術でしょ?
エイゾウ ふふっ、その情報は古いぜ。Smart Resolutionはそういうところがまさにスマートな新技術なんだ。確かにちょっと前の超解像技術は画面全体に補正をかけちゃうから、PC画面では文字の輪郭がざわついたり、人の肌荒れや濃いメイクが目立ちすぎたり、動画と静止画でオン/オフを切り替える必要があったりと、使いにくいところがあったよな。
でも、Smart Resolutionは文字や肌色、動画を再生している部分を自動的に判別して、文字や肌色は強調し過ぎず自然に描いて、動画再生部分はバッチリ超解像をキメて表示できるんだ。つまり、超解像の使い分けとか面倒なことを考えなくても、FORIS FS2332自身が勝手に最適な表示を考えて、動画も静止画も美しく映し出してくれる。個人的には、ニコニコ動画の映像に流れるコメントや、DVDの字幕が変な表示にならないで、動画部分だけ解像度がランクアップして見えるのが気に入ってるんだよね。な、スマートだろ?
ナナコ はいはい、FORIS FS2332の超解像がスゴイのはよく分かったわ。ニコ動ばっかり見ているエイゾウが気に入っているっていうのも分かったわよ。でも、これって主にネット動画とか映画で便利な機能よね? オールラウンドっていうのは言い過ぎなんじゃない?
エイゾウ ははっ、そういうと思ったよ。FORIS FS2332はエンタメ液晶ってことで、用途別のカラーモードも一工夫してるんだよね。例えば、映像コンテンツを見るなら、ゲームやアニメに向いたメリハリがある表示の「Game」モードと、暗部表現力を重視した表示の「Cinema」モード、どちらかを選べる。
さらにゲーマーのオレ的にうれしいのは、ゲーム向けの専用ガンマ設定「Power Gamma」だ。コントラスト感を高めて迫力ある映像にしたり、暗いシーンを明るく見やすく補正できるから、ゲームがはかどるぜ。ちなみに、高機能なディスプレイだと内部の映像処理に時間がかかって、ゲームプレイがもたつくこともあるんだけど、FORIS FS2332はゲーム機から入力した映像が表示されるまでの遅れを1フレーム以下に抑えているから、激しい格闘系やFPS系のゲームもバリバリできる。ゲーム用ディスプレイにうるさいオレも、これならOKだね。
まだまだ言わせてもらうと、静止画の表示もいい。10ビットガンマ補正に対応していて、約10億6433万色(10ビットLUT)から最適な1677万色(8ビット)を選び出してフルカラー表示するからね。さらに、直販サイトで安くセット購入できる専用のカラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」に対応していて、写真とプリントの色合わせや、Webコンテンツに適した表示などにも簡単にチューニングできるんだ。もちろん、写真好きなオレはEIZO EasyPIXもセットでゲットしたわ。
そして、これはナナコが使っているFlexScan EV2335Wにも付いているけど、電子書籍やオフィス文書を表示するのに印刷物に近い見え方を再現する「Paper」モードと、WebコンテンツやWindowsで標準的な色再現が行える「sRGB」モードも用意しているんだ。これで本体が3万9800円、EIZO EasyPIXとのセットで4万8800円っていうんだから、もうEIZOならコレしかないわけよ。
ナナコ ま、まあ、じぶんちに置くディスプレイとしては、それなりにいい買物したんじゃない(うーむ、自由にしゃべらせたせいか、形勢が少々不利になってきた気がするわ)。でもFlexScan EV2335Wは、もっとスゴイんだから!
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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2013年3月31日