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» 2012年02月22日 00時00分 UPDATE

3930K、580GTX、高速SSD:“赤い”は速い! SandyBridge-E世代のゲーミングPC「HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp」を駆る (1/2)

日本HPの「HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp」は、水冷システムを採用したゲーミングモデルだ。赤く光る“Phoenixデザイン”はいかにも強くて速そうだけど、実際はどうなの?

[後藤治,ITmedia]

赤いイルミネーションが美しい水冷システムを採用

og_h9_001.jpg HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp

 日本HPの春モデルとして登場した「HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp」は、黒と銀を基調とするミニタワーケースに、SandyBridge-E世代のCore i7と、ハイエンドグラフィックスカードを搭載したフラッグシップ機だ。あらゆる処理が快適に行えることを目指したうえで、CPUの水冷システムを標準で組み込み、パワフルな性能とともに静音性までも追求した意欲作となる。さっそくレビューしていこう。

 まず注目すべきはその外観だ。電源を投入すると、光沢感のあるピアノブラックのフロントマスクに赤いイルミネーションが光り、その下にも3本の赤いラインが浮かび上がる。何か“エンジンに火が入った”ような印象を受けるが、この赤い光の正体は本体の右側面を見ればすぐに分かる。右サイドパネルの一部はクリアパネルを通して内部がのぞけるようになっており、本機の特徴である水冷システムのラジエーターファンが赤く輝いているのが見える。いかにもゲーマーが好みそうな力強いデザインだ(同社は“Phoenixデザイン”と呼んでいる)。

og_h9_002.jpgog_h9_003.jpgog_h9_004.jpg 本体前面/背面/右側面。光沢感のあるフロントマスクを下にスライドさせると、メモリカードスロットなどの前面インタフェースにアクセスできる。右側面の下部はクリアパネルになっており、内部の様子をのぞくことができる

og_h9_008.jpg Intel X79 Expressチップセットを搭載するMicro ATXマザーは、PCI Express x16スロットとPCI Express x1スロットを2基ずつPCI Express x1 Mini Cardスロットを1基備える

 もちろん、見た目だけでなくその性能も折り紙付き。今回試した評価機は、SandyBridge-E世代のCore i7-3930K(3.3GHz/最大3.8GHz)に、NVIDIAのハイエンドGPUであるGeForce GTX 580を搭載。さらにメモリが16Gバイト(PC3-12800の4Gバイトモジュールを4枚)、ストレージはMicron製の256GバイトSSD+2TバイトHDD(1Tバイト×2)という構成だ。なお、CPUは最上位のCore i7-3960X(3.3GHz/最大3.9GHz)と4コアのCore i7-3820(3.6GHz/最大3.8GHz)も選択できるほか、グラフィックスのオプションにはGeForce GTX 550 TiやRadeon HD 6850も用意されている。

 最新6コアCPUの処理性能と圧倒的なグラフィックス、大容量のメモリ、そして6Gbps対応のSSDと、最新のハイエンドパーツで固められており、実際の操作感は快適そのもの。Micron製のSSD(RealSSD C400)はリードが公称500Mバイト/秒と高速な読み込みが特徴で、OSやアプリケーションの起動にもストレスを感じることがない(SSDのベンチマークは後述)。3Dゲームはもちろん、高解像度の写真や動画編集、3Dグラフィックス製作などあらゆる用途で不満のない性能を持つといえる。

og_h9_009.jpgog_h9_010.jpgog_h9_011.jpg 評価機はSandyBridge-E世代の6コアCPUであるCore i7-3930Kを搭載していた。TurboBoost時は最大3.8GHzで動作する(写真=左)。DirectX 11に対応するGeForce GTX 580搭載グラフィックスカードを採用。ゲーミングモデルとして申し分のない構成だ(写真=中央)。CPUの冷却に水冷システムを採用。このラジエーターファンがマシンの心臓のように赤く光る(写真=右)

og_h9_015.jpgog_h9_016.jpgog_h9_017.jpg CPU-Zの画面。32ナノプロセスルールの6コアCPUで、Hyper-Threadingによって同時に実行できるスレッドは12だ(画面=左/中央)。GPU-Zの画面。DirectX 11対応のGeForce GTX 580を採用。1536MバイトのGDDR5メモリを搭載する(画面=右)

 また、ミニタワーケースながらある程度の拡張性を備えているのもポイントだ。ケース内部には5インチベイが2基、3.5インチシャドウベイが3基用意され、光学ドライブを最大2台搭載できるほか、BTOで3TバイトHDDを選択すれば最大9Tバイトという超大容量のストレージも実現できる。

 そのほかのインタフェース類も豊富で、本体前面に15 in 1メディアスロットとUSB 2.0×4、天面側にUSB 3.0×2と音声入出力、背面にUSB 3.0×2とUSB 2.0×4、DVI-I出力×2(デュアルリンク)とmini HDMI出力、およびギガビットLANとサウンド関連の端子を搭載する。

 本体前面にUSB 3.0ポートはないものの、机の下に置くような場合は、むしろ天面側にUSB 3.0があるほうが手が届きやすくてありがたい。なお、ビデオ出力用にDVI→アナログRGB変換アダプタや、mini HDMI→HDMI変換アダプタも付属している。

og_h9_005.jpgog_h9_006.jpgog_h9_007.jpg サイドパネルを外したところ。前面吸気で背面に抜けるエアフローになっている。電源容量は600ワットだった(写真=左)。冷却性能と静音性を両立する水冷システムを採用したのが特徴の1つ。ラジエーターファンが赤く光る。かっこいい(写真=中央)。3.5インチベイを3基備え、最大9Tバイトの大容量ストレージも構築できる。評価機はSSDと2台のHDDを組み合わせた構成になっている(写真=右)

og_h9_012.jpgog_h9_013.jpgog_h9_014.jpg h9専用のバックライト付きキーボード(プレミアムLEDキーボード)が付属する点も目を引く。アイソレーションタイプの日本語USBキーボードで、白色LEDの明るさを5段階で設定できる。暗い場所でキーボード脇のマウスがほんのりと浮かび上がる程度にキーボードの側面が光るのもおもしろい

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