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» 2012年02月23日 19時00分 UPDATE

勝手に連載「R731」(2):R731と旅に出て、「BDドライブ! そういうのもあるのか」とつぶやいた

唐突に始まった「R731を私的に使う」ミニ連載。第2回は光学ドライブとバッテリーについて考える。「Blu-ray Discドライブがあるのか、うん! そうか、そうなれば話は違う」

[後藤治,ITmedia]

「ずっと1スピンドルが当たり前だったが……」

og_r731_001.jpg 今回は「dynabook R731」の光学ドライブが活躍した話。後ろの「ThinkPad X1」は1スピンドルだがR731よりも重い

 「ThinkPad X60」に別れを告げ、新たに「dynabook R731」を使い始めた筆者だったが、単に慣れていないという理由でキーボードの打ち心地に不満を述べつつも、実はかなりR731を気に入っている。

 特に起動が速い。すごく速い。これまではWindowsの起動画面をぼんやりと眺めている間に、その日の作業と優先順位を考えていたのだが、R731があまりに速く起動するので、頭が仕事モードに切り替わらずに、そのまま2ちゃんねるのまとめサイトをチェックしていたりする。ありがとう、R731。

 さて、前回の結びにバッテリー駆動時間の予告をしたが、少しだけ別の話をしたい。それは光学ドライブについて。実は“とある海外取材”に「R731」を携行した際、光学ドライブが役に立つ場面にいくつか遭遇したからだ。

 本体の軽さが求められるモバイルPCにとって、光学ドライブの搭載は重量の関係で当然ながら不利に働く。しかも今はインターネット全盛時代。データのやり取りにオンラインストレージを利用できるし、メディアコンテンツはネット経由でダウンロードするのが当たり前。日本でも「iTunes in the Cloud」が始まり、デバイスごとにいちいち有線でデータをコピーする必要もない。ちょっとしたデータの移動なら格安のUSBメモリもある。ソフトウェアのインストールでどうしても光学ドライブが必要になったら、USB接続の外付けドライブを使えばいい――。

 というわけで、今のライフスタイルに光学ドライブが必要な場面はあまりない。これは記者も承知している(実際、X60をやめる決意をしたときに1スピンドルを検討した)。付け加えるなら、すべてを1台で済ますメインマシンとして考えたときには「あったほうがいいかもなあ」という程度の認識しかなかった。しかしR731を使い始めて、全部入り構成のBlu-ray Discドライブが活躍する場面はすぐに訪れた。

R731は長期出張が多い人にオススメ

og_r731_002.jpg 「R731」と「X1」。いずれも高いシステム性能を誇る

 前述した取材先でR731を使っていたとき、ほかのプレスから「光学ドライブを貸してくれないか」と頼まれた。彼は「ThinkPad X1」ユーザーだという。回りを見渡すとほとんどの人は1スピンドル機(もしくは0スピンドル)で、光学ドライブを搭載したノートPCを持っているのは筆者だけ。事情を聞くと「(今回の取材とは別の)仕事を早急にやらなければいけないのだが、資料が光学メディアの中にあって困っている」とのことだった(もちろん、快く承諾した)。

 ThinkPad X1といえば、記者がX60に別れを告げる際、次のマシンとして真っ先に検討したモデルである。重さが約1.69キロと1スピンドル機としては重いものの、システム性能は申し分ないし、キーボードの打ちやすさやトラックポイントを考えると、X60からのステップアップとしては妥当に思える。ただ、6段配列のアイソレーションキーボードということで候補から外してしまった。6段配列だったら、ほかに魅力があるモバイルノートPCも候補として多数挙ってくるのだ。例えば、光学ドライブ付きで約1.44キロと軽い、このR731とか。

og_r731_003.jpgog_r731_004.jpg X1(写真=左)とR731(写真=右)のキーボード。他媒体の記者曰く「キーボードいいよ、最高」というX1。入力環境を考えて1度は“乗り換え候補”に挙がったのだが、まるでEdgeのような6段アイソレーションだったので見送った

og_r731_005.jpgog_r731_006.jpg X1(写真=左)にはキーボードバックライトがある。R731(写真=右)はない。負けた……

 彼も最近「X1」に切り替えたということだったので、新しいマシンの使用感を聞いたところ、「満足しているよ」と答える一方で、今回のような海外イベントではいくつか不満も見えたという。その1つが上に挙げた光学ドライブ(光学ドライブがないならもっと軽くして欲しいとコメントしていた)。そしてもう1つはバッテリーについてだ。

 X1のバッテリー駆動時間は公称約5時間と、モバイルPCとしては少し短い。ただし、急速バッテリーチャージという特徴を持ち、わずか30分で容量の80%を充電できる。彼によればX1の実動作は3〜4時間程度で「確かに短いと感じているが、1日フルで使うわけではなく、ところどころで充電できるので、日常的に携帯するモバイルPCとしては問題ない。でも長時間の移動中に仕事をしたり、終日セッションが詰め込まれている今回のようなイベントだと厳しい」と話していた。なるほど。ちなみにR731の公称バッテリー駆動時間は約13時間、圧倒的である。

og_r731_007.jpgog_r731_008.jpg X1の省電力マネージャー(写真=左)とR731のecoユーティリティ(写真=右)。X1は設定次第で3〜4時間しかバッテリーが持たないようだ。モバイルノートとしてはちょっと不安。一方、R731はまだ1度もバッテリー切れの状況になっていない。だいたい7時間くらいなら連続動作できる印象だ


og_r731_009.jpg

 これまで1週間dynabook R731を実際に使ってみて、本機は出張の多いビジネスマンに向いたマシンだと感じている。筆者もそうだが、仕事で旅行をするときにはできるだけ荷物の量を減らしたいと思うのは普通だろう。そんなときにオールインワンタイプのR731は、今回のように思わぬ役に立つことがある。移動中にインターネットが利用できる公共交通機関もまだまだ少ないので、長時間の移動のひまつぶしにお気に入りのタイトルを持っていくのもいい。「地獄の黙示録」や「スパルタカス」もバッテリー切れの心配なく視聴できるはずだ。

 R731のロングライフバッテリーも出張向きだと思う。日常用途のモバイルであればX1のように急速充電に対応したマシンもいいが、いつもと違う場所でPCを使うときは、連続駆動時間が長いほうがコンセントのある場所を探さなくてすむし、安心感が高い。ちなみに、サンフランシスコから成田までの10時間を超えるフライトで、離着陸と食事、それと2時間くらい眠った以外はほとんどPCを使っていたにも関わらず、バッテリー切れにはならなかった。バッテリー駆動時間の細かい検証は次回以降で紹介しよう。

 以上、光学ドライブが搭載されたモバイル機を自分のマシンとして利用したことはなかったが、今のところ仕事用マシンとしてはかなり使えそうだと感じている。

東芝ダイレクト

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