新製品で注目を集めていたのは、SATA 3.0対応の高速SSDだ。特にプレクスターの「M3 Proシリーズ」に属する128Gバイトモデル「PX-128M3P」が目を引く。2万円弱の価格で潤沢に出回っている。
M3 Proシリーズはプレクスターで最上位に位置づけられており、コントローラーにMarvell 9174を採用している。ラインアップは512Gバイトと256Gバイト、128Gバイトの3種類で、速度はそれぞれ異なる。512Gバイトタイプはリード最大535Mバイト/秒、ライト最大450Mバイト/秒で、256Gバイトタイプは、リード最大540Mバイト/秒、ライト最大420Mバイト/秒となる。今回登場した128Gバイトタイプは、リード最大535Mバイト/秒、ライト最大350Mバイト/秒だ。
本来は512Gバイトと256Gバイトモデルも同日入荷する予定だったとのことだが、「3月1日にずれました。売れ筋は128Gバイトでしょうけど、より高速な環境を目指す人は上位モデルを待っていると思うので、少し残念でしたね」(PC DIY SHOP FreeT)と話していた。
また、Marvell製コントローラーを採用したコルセアの「Performance シリーズ PRO」に属する、256Gバイトと128Gバイトモデルも同じタイミングで出回っている。価格は3万1000円前後と1万7000円前後だ。速度は256Gバイトモデルがリード最大515Mバイト/秒、ライト最大440Mバイト/秒、128Gバイトモデルがリード最大500Mバイト/秒、ライト最大340Mバイト/秒となる。複数のショップで好調に売れているそうだ。
なお、最近はSSDをライト速度で選ぶ人が増えているらしい。パソコンショップ・アークは「SSDでマシンを組むと、最初はリード速度によって素早さが実感できるんですけど、長く使っているとライト速度の重要性が身にしみてきます。なので、初めてSSDを使うという人はリード速度重視、SSDから載せ替えるという人はライト速度を重視するという傾向があるように思います。加えて、最近はリード速度の差が小さくなっているので、ライト側で速いモデルが注目されやすいですね」と話していた。
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