新製品で話題を集めていたのは、2月末に引き続き、プレクスターブランドの上位SSD「M3 Pro」シリーズだ。先行の128Gバイトタイプに続いて、先週は256Gバイトモデルと512Gバイトモデルも登場。価格は順に3万9000円弱と6万円弱。速度は、256Gバイトモデルがリード最大540Mバイト/秒、ライト最大420Mバイト/秒。512Gバイトモデルがリード最大535Mバイト/秒、ライト最大450Mバイト/秒となる。
2モデルとも流通量が少なく、週末を待たずに再入荷待ちとなるショップが多かった。PC DIY SHOP FreeTは「512Gバイトモデルは、今回の入荷で予約分がまかないきれませんでした。次回のめどは立っていませんが、それを待つしかない状況ですね」と語る。
人気も上々な様子で、TSUKUMO eX.は「一番人気は128Gバイトクラスですが、SSDの特性上、大容量ほど高速になりますから。予算に余裕があれば、コスト分だけ容量も速度も上がる上位がほしいという人も少なくないのでしょう」と話していた。
その一方で、M3 Proの兄弟シリーズともいえるSSDがLITEONブランドからリリースされている。SATA 3.0対応の「S100」シリーズで、製造元がプレクスターブランドのSSDと同じPLDSとなる。出回っているのは256Gバイトと128Gバイト、64Gバイトモデルの3種類で、価格は順に3万5000円前後と1万8000円前後、1万円前後だ。厚さ7ミリのボディを採用したM3 Proシリーズに対して、こちらは標準的な9ミリ厚を採用しており、公称のリードとライト速度は、同容量のM3 Proより30Mバイト/秒ほど遅くなっている。例えば、256Gバイトタイプの場合は、リード最大510Mバイト/秒、ライト最大300Mバイト/秒といった具合だ。
パソコンハウス東映は「速度も価格も1割程度下という設定のコストパフォーマンスシリーズだと思います。ただ、一部では実測値でM3 Proに匹敵するという話もありますし、安定供給されれば定番の人気が出るかもしれませんね」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.