Xeon E5が脚光を浴びる一方で、より広いターゲット層にヒットしているプロセッサもあった。それがAMDのAPU「A8-3820」だ。4コアCPUを備えるLlanoとしては初のTDP 65ワットモデルで、価格は1万3000円弱となる。在庫は潤沢だ。
Socket FM1対応の4コアAPUは、これまで「A8-3870K」や「A8-3850」「A6-3670K」が登場しており、これらすべてTDP 100ワット。3コアAPUには「A6-3500」がラインアップされているが、4コアでは初となる。パソコンショップ・アークが「2011年冬から低消費電力版の4コアLlanoが出るというウワサがあり、それを期待している人が多かったんですよ」と語るとおり、A8-3820の反響は大きく、好調に売れていると語るショップは多かった。
ツートップ秋葉原本店は「mini-ITXタイプのSocket FM1マザーと組み合わせれば、そこそこゲームも遊べる小型マシンが組めます。mini-ITXケースは熱処理の関係からTDP 100ワットでは不安なものもありますが、3820なら安心して組み込めるんじゃないでしょうか」と、新たなラインアップを歓迎していた。
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