ドライブ類で目立っていたのは、パイオニア製のBD-Rドライブ「BDR-S07J」だ。BDXLに対応するパッケージモデルで、価格は2万1000円前後。ベゼルカラーは白と黒に加え、ラバーブラックも用意する。ラバーブラックのみ、1000円高く売るショップが多い。
BDR-S07Jは、エラーデータ補間の発生を低減する原音再生技術の最新版「PureRead 3+」や、防塵と静音性を高める独自設計のボディなどを採用しており、同社製BD-Rドライブのなかでも上位の品質を持つ。これらの付加機能をいくつか省いてコストダウンを図った下位のBDXLドライブ「BDR-207J」が1月末に1万5000円前後で登場しているが、各店舗での反響はBDR-S07Jが数段上だった。
その主な要因になっているのが生産地だ。下位モデルはBDR-207Jの世代から中国生産に切り替わったため、アキバでは「わざわざ1世代前の国内製ドライブを探し求める人もいました」(ツートップ秋葉原本店)といった動きまで起きている。対するBDR-S07Jは、パッケージで青森県十和田工場生産を明記しており、日本製にこだわるユーザーの心を引きつけたわけだ。
TSUKUMO eX.は「光学ドライブの品質が産地で変わることは、昔は常識でしたから。今はどこでも一定のクオリティがあるとはいえ、やはりこだわる人は少なくありません。とくにパイオニアはBDドライブの中でも最高級なブランドになっているので、その傾向が特に強く出ると思います」と話していた。
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