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» 2012年03月27日 20時00分 UPDATE

Xiエリアで使えるSIMサービス+ルータ:目指すは「好みのプランを自分で作る、通信のBTO」──日本通信「LTE対応カメレオンSIM」の狙いどころ (1/2)

日本通信が、ドコモのLTE網を利用できるSIMサービスとポータブルルータを発表。SIMロックフリーの小型軽量LTEルータはもちろん、多様化するユーザーニーズに応じた「変化」に対応する、これまでなかったSIMカードサービスを導入する。

[岩城俊介,ITmedia]

一番小さいLTEルータ+さらに自由なLTE対応SIMカード

photo カメレオンSIMのポスターを掲げる日本通信の三田聖二社長

 「いよいよ始まる通信のBTO戦略。プランを月ごと変更可能できるだけでなく、好みのプランを自分で作れるようにもなる」

 日本通信は3月27日、NTTドコモのLTE(3.9G)ネットワークを利用できる小型/軽量のLTEルータ「b-mobile4G WiFi2」とLTE対応SIMカード製品「カメレオンSIM」を発表。2012年3月31日に発売する。

 まずはb-mobile4G WiFi2(BM-AMR510)から。NTTドコモのXi(LTE)とFOMA(3G)エリアのデュアルネットワーク対応、そして厚さ11.2ミリ、重量約97グラムのLTEルータとして最小・最軽量(同社)のボディを特長とする。Xiエリアでは下り最大75Mbps、Xiエリア外では国内人口カバー率100%のFOMA(3G/下り最大14Mbps)ネットワークに切り替えて活用できる。


photophotophoto 本体サイズは55.3(幅)×99(高さ)×11.2(厚さ)ミリ、重量は約97グラム。LTEで連続5時間、3Gで連続6.5時間動作する

 「もちろん、弊社が販売する機器にSIMロックはかけない」(日本通信の福田尚久専務 CFO)というように、同時に発表したLTE対応SIMカード「カメレオンSIM」や同社b-mobileSIMシリーズ(Fair、U300、イオンSIMなど)のほか、NTTドコモのXi契約SIMカード、800M/2100MHz帯の3Gネットワークに対応するFOMAカード、あるいは海外キャリアの3G SIMカードを状況に応じて差し替えて利用できる。

 「今回こだわったのは、“一番小さく”するにはどうするかということ。例えば、ルータに液晶ディスプレイって本当に必要ですか? それなら省いて、より小さくより長時間、そしてシンプルに──。そんな感じで機能を煮詰めた。バッテリーもこの最小サイズを維持しつつできるだけ大容量。LTE通信で連続5時間、3G通信で連続6.5時間だが、実際には移動時・未使用時のスリープ(LTE待機:150時間)運用も含めて、実質1日分は電源を入れっぱなしでほぼOKとなる性能と思う」(日本通信の福田専務)

 本体価格は3万2800円(税込み)。2012年3月現在、年度末需要でXiほか、他社LTE/AXGP(TD-LTE)/WiMAXの新世代通信規格を用いた新サービスそして端末価格の値下げに相当するキャッシュバック施策が活況で、端末価格だけ見ると高額な印象を受けるが「年数縛りはもちろん、SIMロック、APNロックもない。購入すればユーザーは自由にお使いいただける。ここが他社の端末と大きく違う」(日本通信の三田聖二社長)

photophotophoto 充電端子はUSB Micro-B。評価機で簡易的に試したところ、エネループモバイルブースター(KVC-L2B)で充電および“本体バッテリーなし”での起動が行えた。本体右側面に電源ボタンとWPSボタン(WiFiスリープ復帰にも使う)がある。
photophotophoto バッテリーは3.7ボルト/2100mAhタイプ。b-mobile WiFi(BM-MF30)、iPhone 4とサイズ感を比較。Wi-Fiスリープは10/30/60分(後)に設定可能、何%絞るかは不明だが無線LAN省電力設定もある。無線LANは2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n、セキュリティはWEP/WPA-PSK/WPA2-PSKをサポートする
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