この3月、新しいiPadと同時にApple TVの新モデルが登場した。同じ外観でCPUを強化し、従来720p(1280×720ドット)だった出力解像度を1080p(1920×1080ドット、フルHD)にまで引き上げている。
Apple TVにはリモコンが付属していて単体でも使えるが、筆者的にはMacやiPhone/iPadをからめた使い方をオススメしたい。リモコンの十時キーで1つずつメニューを移動するより、MacやiPhone/iPadの画面を見ながらマウスや手などでダイレクトに項目を選ぶほうが圧倒的に楽。そんなリモコンレスのApple TV生活を5つ提案していこう。
初めにApple TVを知らない人向けて、ざっくりとその魅力をまとめていこう。もう知ってる方は読み飛ばして、2ページ目に行ってOKです。
Apple TVは、テレビにつないで使うネットワークメディアプレーヤーだ。ここ10年で写真や音楽、動画は、PCやモバイル端末に溜め込むというのが身近になってきた。YouTubeをはじめ、インターネットで映像を見るというスタイルも当たり前。
Apple TVがあれば、そうしたコンテンツを有線/無線LAN経由で引っ張ってきてテレビで再生できる。iTunes Storeで映画を借りて視聴することも可能。要するにアップル製品とAV機器をつないでくれる、ハブというわけだ。
ネットワークメディアプレーヤー自体は、わりと世の中にありふれている製品だが、Apple TVが優れているのはとにかくシンプルだということ。
なによりインパクトが大きいのは、8800円という価格だ。長年、アップル製品を買っていて「純正アクセサリって高いなー」と感じることも多かったが、それらと比べてApple TVは本当に安い(だって、Thunderboltケーブルは4800円ですよ。2本買ったらApple TV超えるとか、いったいどういうことなの……)。
シンプルな外観ですぐに使えて、iPhoneやiPadの周辺グッズのように軽い感覚で買える。筆者的には、ネット通販のサイトでよくある「私も推薦します」的なコメントを2スクロールほど並べたいぐらいに超押しなアイテムなわけだ。
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