RSコンポーネンツ、超小型PC「Raspberry Pi」を出荷開始きたか

» 2012年04月17日 17時40分 公開
[ITmedia]
aspberry Pi PCBA Type B

 Raspberry Piは、コンピュータ開発スキルの発展を促進するために設立されたRaspberry Pi Foundationが開発したLinuxベース(Fedora)の学習用PCボード。85.6(幅)×53.98(奥行き)×17(高さ)ミリの小型サイズながら、700MHzで動作するBroadcom製ARMベースCPU(BCM2835)を採用し、256Mバイトメモリを搭載する。データストレージはSDメモリーカードを利用する仕様だ。このほか、USB 2.0、Micro USB(給電用)、100BASE-TXの有線LAN、HDMI出力、コンポジットビデオ出力、ステレオミニの音声出力などを備える。

 Raspberry Piを取り扱う英国アールエスコンポーネンツ本社が受け付けた購入希望登録者数は全世界で25万件を超えており、日本国内でも4000件を突破したという。すでに登録受け付け順に出荷を開始したとしているが、アールエスコンポーネンツによると、現在ヨーロッパが優先されている状況で、日本国内向けの出荷はまだ先になるようだ。

英国アールエスコンポーネンツ本社に入荷した「Raspberry Pi」の山。さあ、日本にも配るんだ!

 なお、国内向けの販売窓口としては、RSオンラインで購入希望登録を行い、出荷準備ができ次第、英国本社から発注方法を記載したメールが届く流れになる。価格は21.60ポンド(別途送料4.95ポンド)で、支払い方法はクレジットカード(Visa、MasterCard)、デビットカード、PayPalが利用可能。通貨は英国ポンド、米国ドル、ユーロのいずれかを選択できる。

関連キーワード

PC | コンパクトPC | Linux | 名刺 | カード型 | ARM | Broadcom | Fedora


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー