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» 2012年05月23日 18時30分 UPDATE

エンコマシンに:スリムボディに第3世代のCore i7-3770Kを搭載――「Lm-iSZ460S」を試す (1/2)

マウスコンピューターの「Lm-iSZ460S」は、Ivy Bridge世代のCore i7-3770K+Intel Z77で構成された最新システムを新型のスリムケースに搭載した注目のモデルだ。

[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
og_lmis_001.jpg 「LUV MACHINES Slim Lm-iSZ460S」。評価機はブラックモデル

 マウスコンピューターの「LUV MACHINES Slim」シリーズは、縦置き/横置き両用のスリムケースにmicroATXマザーボードを搭載する省スペースデスクトップPCだ。エントリー向けには、3万円台から購入できるCeleron搭載モデルAMD APU搭載モデルも用意されているが、Ivy Bridge(開発コード名)の解禁とともに追加された「Lm-iSZ460B」および「Lm-iSZ460S」は、第3世代Core i5/i7とIntel Z77 Expressチップセットを組み合わせた最新システムを、横幅わずか100ミリの新型ケースに収めた注目のモデルである。ここではCore i7-3770K(3.50GHz)を搭載する上位モデル、Lm-iSZ460Sを評価していこう。

シックな外観の新型ケースを採用

og_lmis_002.jpg マット調のフロントマスク

 前述した新型ケースのサイズは、約100(幅)×393(奥行き)×364(高さ)ミリと、LUV MACHINES Slimシリーズの下位モデルで採用されている旧ケースと同じだ。ただし、外観や前面インタフェースのレイアウトは大きく変わっている。

 まずデザインだが、黒または白で統一したカラーリングと、しぼ加工を施したマットな質感によって、旧ケースに比べてよりシックな印象になった。といっても、地味過ぎるということはなく、電源ボタン/光学ドライブ開閉ボタンの表面に浮かぶスピンドル加工や、本体前面に埋め込まれたLEDなど、デザインに対する細かい配慮も見える。白と黒の2色から選べるカラーリングも部屋のインテリアに合いやすく、無個性ではないが主張しすぎないデザインを好む人もいるだろう。

 前面インタフェースは、スロットやコネクタが露出しており、開閉式のカバー内に3.5インチオープンベイでマルチメディアカードスロットを用意していた旧型ケースよりもシンプルな構成になった。具体的には、SD(SDXC対応)/MS/MMC/xD対応スロットと、Micro SD/M2スロットの2つを内蔵し、その下に2基のUSB 3.0とヘッドフォン/マイクが並ぶ。デジカメの写真はもちろん、携帯電話で撮影した画像もアダプタなしでMicro SDスロットからさっと取り込めるほか、USB 3.0対応USBメモリなど着脱頻度の高い高速な周辺機器を手軽に扱えるのがうれしい。背面側はビデオ出力としてDVI-DとアナログRGB、2基のUSB 3.0と6基のUSB 2.0、音声入出力×6、ギガビットLANと、省スペースPCながら十分な内容といえる。

og_lmis_006.jpg 前面側に小型ファンを搭載し、スリットから吸気した冷たい空気を背面側に流す排熱設計になっている。Lowprofileの拡張カードを搭載可能

 また、ある程度の拡張性も備えており、3.5インチベイが1つ空いているため、BTOオプションでSSDを追加(6Gbps対応の120GバイトSSDが+1万4700円)し、そちらにシステムをインストールしてより高速な環境を構築することもできる。拡張スロットもPCI Express x16が1基、x4が1基、x1が2基空いており、Lowprofileのみの対応ながらグラフィックスカードやテレビチューナーカードも増設可能だ。

 なお、空き空間の狭いスリムケースにCore i7を搭載するため排熱に不安を感じるかもしれないが、ケース内部の前方に小型ファンを搭載しており、内部の熱を効率的に排気しているようで、負荷の高いベンチマークテスト実行中もファンノイズが気になることはほとんどなかった。

og_lmis_003.jpgog_lmis_004.jpgog_lmis_005.jpg 本体前面/背面/左側面

省スペースPCながら新世代の基本システムを搭載

og_lmis_007.jpg CPU-Zの画面。CPUに第3世代のCore i7-3770Kを採用。コア数は4で、Hyper-Threadingで8スレッドを同時処理できる

 前述のように、Lm-iSZ460Sは22ナノメートルプロセスルールを採用したIvy Bridge(開発コード名)世代のCore i7-3770Kを採用している。コア数は4つで、Hyper-Threading Technologyによって8スレッドの同時処理に対応する。動作クロックは3.5GHz、TurboBoostによって最大3.9GHzで動作する。

 また、CPUに統合されたグラフィックスコアがDirectX 11に対応したIntel HD Graphcs 4000になったほか、ハードウェアエンコードエンジンのQSV(Quick Sync Video)が2.0になり、対応ソフトでより高速にエンコード処理を行えるようになったのも目を引く。

 そのほかのスペックは、メインメモリが標準で8Gバイト(PC3-12800)、HDDが500Gバイト(WD5000AAKX)、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブ(HL-DT-ST GH24NS90)という構成だ。電源ユニットの容量は300ワット、OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)。BTOでProfessionalやUltimateの上位グレードも洗濯できる。なお、Intel Z77 Expressチップセットを搭載するmicro ATXマザーボードはMSI製で、市販のモデルをマウスコンピューター向けにカスタマイズしたものと思われる。

og_lmis_008.jpgog_lmis_009.jpgog_lmis_010.jpg チップセットは、Intel 7シリーズの上位に位置するIntel Z77 Expressを採用している。メモリは4GバイトのPC3-12800モジュールを2枚搭載する(画面=左/中央)。Core i7-3770Kに統合されるグラフィックスコアは、実行ユニットが16基に増加したIntel HD Graphics 4000だ。DirectX 11にも対応する(画面=右)

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