HD Tune Pro 5.00のFile Benchmarkでは、データ長やデータパターンを指定してのテストが行える。今回はデータサイズ500Mバイトで、「Zero」「Mixed」「Random」と、用意されているデータパターンすべてで計測した。
ZeroはCrystalDiskMarkでいう「0fill」であるため、リード、ライトともに非常に良いスコアがでている。一方、「Mixed」や「Random」では一部でライト性能が極端に落ちていることが確認できる。
RandomスコアでのほかのSSDと比較すると、4Kバイトランダムリード/ライトやIOPSはIntel 520に近く、これらのスコアはほかの2台よりも優秀だ。Intel 520に対しては、シーケンシャルリードで見劣る一方で、シーケンシャルライトでは上回っている。ただ、このシーケンシャルリード/ライトはともにほかの2台に比べると大きく見劣っており、ランダムで強いSandForce、シーケンシャルに強いMarvelやSamsungといった傾向がよく出ている。
ブロックサイズ別の転送性能についても見てみよう。リードではIntel 520は64Kバイトに軽く山がある(つまり、64Kバイトサイズの転送性能を意識的に高めたアルゴリズムになっていると思われる)いびつな曲線になっているが、SSDN-3TBは滑らかな曲線になっている。ライトの曲線もIntel 520に近いが、Intel 520よりもスコアが全体的に高く、曲線もより滑らかで、ブロックサイズ別の得意不得意の差が少ないことが分かる。
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